2017年3月10日金曜日

エ・プルリブス・ウヌム〔E PLURIBUS UNUM〕



少し前のNHK知恵泉で、ジョン・万次郎のことをやっていました。



先人たちの底力 知恵泉人生困ったときの選び方~ジョン万次郎流されてたまるか


その中で紹介されていた言葉が、タイトルの


エ・プルリブス・ウヌム〔E PLURIBUS UNUM〕

というラテン語です。


多様さから成り立つ一(いち)

という意味だそうです。

この言葉は、ジョン万次郎が救われた捕鯨船に書かれていた言葉だそうで、

人種や文化など様々な人が集まって共同体が成り立っているという

アメリカ建国の精神を表す言葉だそうで、アメリカのコインにも刻まれているそうです。


捕鯨船でその優秀さを認められ、

異国民でありながら船員の一員としての役割を与えられた万次郎は、

終生、この言葉を座右の銘としていたそうです。


他の人も自分と同じ考えであるはずだ、或いは、ねばならない、

とするところから争いが生じてくるのではないでしょうか。

みんなもともと違うんだ、というところを前提としていると、

だいぶ心が楽になるのかな、、

発想や社会の仕組みなんてのも違ったものになってるくるのかな、、

なんて思いました。

トランプ政権はいまこれと逆のことをやりつつあるように思います。

ですが、人間社会も生態系も

多様さによって成り立っている

多様さこそ宝であるという視点が大切なのかなと思います。

雑草のように多様さをもってこそ、したたかに、しなやかに

生き続けていけるのだと思います。

多様さを失ってしまうと、ある何かのキッカケで急速に消滅の方にむかってしまうのかな、、

なんてことを思います。


万次郎の座右の銘から思ったことでした。

おしまい



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