2016年11月1日火曜日

楽しげにふるまうと、楽しくなる! ~その科学があたなを変えるより



先日、運がいい人、幸福な人を書いたときに紹介した、

リチャード・ワイズマン氏のこの本↓








をいま読んでいるのですが、

スゴイよ、この本!


まだ一章と最終章しか読んでませんが(笑)、

楽しくなる方法、幸せになる方法として

以下のようなことが提示されていました。

それは、楽しげにふるまうと、楽しくなる

ということです。


今まで、アランの所でも紹介したように、

笑うと楽しくなるので笑ってみよう

ということを書いてきましたが、

もっと広げて、

楽しげにふるまうと、楽しくなる

ということがあるようです。


笑ってみることの他に、

例えば、楽しげに歩く(手を振って大股で歩く)

とか、楽しげに話す、、

など、あらゆる行為をまずそうであるかのように演じてみることで、

実際にそうなるということが、

心理学の実験からわかっているということでした。


これは、目からウロコであると同時に、

そうだよな、そう、そう、と納得のいくものでした。

楽しいから、幸せだから、笑みがこぼれるという流れも

当然、皆さんが体験しているようにありますが、

の逆もまた真実の様です。

まず楽しげにふるまってみる、ということです。


私は、これを読んだ時に、かつて書いたかもしれませんが、

俳優のレオナルド・デカブリオ

のことを思い出しました。

デカブリオは、何か神経症的な人の役をするときに、

実際に精神病院まで出かけて行って

神経症の人に会い、その人の行動をまねるようなことまでして

その映画の役に打ち込んだそうです。

すると、映画の撮影が終わった後に、

その神経症になってしまった、、

というものでした。

彼は、その後、その神経症を克服していますが、

これは、楽しげにふるまうのまさに逆のパターンです。


こう考えると、実は、性格なんて変わらないよ、、、

と思っている人たちは、

自分の演技に没入してしまっているだけで、

人間の心の持っている可塑性

に気付けていないだけなのかもしれません。


この思想は、アドラーにも通じるように思います。

アドラーは、例えば、トラウマがあるから家の外に出れないのではなく、

家の外に出たくない理由として、過去のトラウマにしがみついている、

という発想をしてます。


もともと、何かのようにふるまうことで、その性格になるというのは、

アメリカの心理学者、ウィリアム・ジェームズが100年前に提唱したもののようですが、

当時はあまり顧みられることはなかったようです。

心が行動を変えるという側面の他に、

行動が心を変える

という発想です。

実際にやってみると、これはすごく効果的であることがわかります。

楽しそうにふるまってみるだけです。



シェークスピアは、

人生は舞台である、世界は舞台である、

というようなことを言っているようですが、

実際そうなのかもしれないな、、と思います。


楽しくなる、幸せになるかどうかは、

単に、その人の選択次第なのかもしれません。

本の中では、~かのようにふるまうことを

アズイフの法則

として、他に色々な例が語られていました。

若々しくふるまうと若くなるだとか

やる気がでる方法だとか、

楽しくなることの他に、色々と紹介されていました。


興味のある方は、ぜひ一読を!!

めっちゃ、面白いです!





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