2016年7月2日土曜日

村上春樹 『走ることについて 語るときに 僕の語ること』 を読んでみる



最近、村上春樹の本を読んでみよう!

と思い、

図書館に置いてあったこの本を借りてみました↓








私の中で、村上春樹というと、

ノルウェーの森

なのですが、

10代で読んだためもあるのか、

はぁーっ?

どうしてこれが名作なの?

文章が渇いた感じで、読んでスッキリしない、

というよりもむしろ気分が悪く、

読んだ時間がもったいない、、

と、フィクションを読むのをやめたのは

それ以来かな、なんて今振り返ると思います。


でも、毎年、ノーベル文学賞の候補に挙がっているようだし、

私の尊敬する河合隼雄さんも評価しているし、





村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)



河合隼雄さんの息子さんの

河合俊雄さんもなんか書いているようだし↓

(我々は彼をトシオッチと呼んでいた。学校に

キックボードで通勤してて、かっちょいーーと思ってました。

彼の授業はマニアック過ぎてあまり興味がそそられなかったが、、)








年を重ねて、自分の感じ方が変わっているかもしれないし、

ノルウェーの森以外に面白いのがあるのかもしれない、

と思い、図書館の棚で見つけたこの

『走ることについて語るときに僕の語ること』

という何ともカクカクしたタイトルの本を

彼の短編集とともに、

借りてみることにしました。


この本は、彼がどのようにして走るようになったのか、

またそれとともに、どのようにして彼が小説家になったのか、

小説を書くことと、マラソンとの共通点などが書かれていて、

とても面白いです。(まだ読み途中!)


私は朝夕、いま読んでいる本の見開き1ページくらいを

音読しているのですが、

この本は、特に朝方、音読すると実に気持ちがいいです。

彼がハワイやカリフォルニアをジョギングしている

描写があるのですが、

そこを読んでいると、

自分もその風景の中で実際に汗をかいて

走っている気分にさせてくれて、

朝から心がさわやかになります。


村上春樹氏は、だいたい年に一回

フルマラソン

を走るらしいのですが、

その最初のフルマラソンが、

アテネ-マラトン間を一人で走ったことなのだそうです(笑)。


走れメロスでも使われた舞台が実際どんな感じなのかを

走る村上氏の目と身体を通して感じさせてくれるもので、

とても楽しめました。


こちらは、村上氏の小説ではなく、

彼の実体験を書いたノンフィクションですが、

彼のノルウェーの森の前に書いた

初期の作品がどのようにして生まれたかなども

伺うことができて、

じゃ、折角だから、まずそこらへんの小説から読んでみようかな、、、

などと思ってます。


また新しい発見などありましたらご報告させて頂きます。

<(_ _)>





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