2014年8月19日火曜日

剱岳・立山登山2014.7月下旬 ~その参~〔Climbing Mt. Tsurugi-dake & Tateyama -3-〕




剱岳・立山登山の最終日、


剣山荘での日の出↓








太陽が生まれてくる、、、

という感じでした。


日が昇っていくにつれて、




山肌に太陽が当たり、





大地が新しい一日の始まりを

喜んでいるかのように感じました。


夜は布団がとても気持ち良かったこともあり、

ぐっすり眠れたのですが、

そういえば、部屋の入り口の所に

寝具に関することが何か書いてあったなぁ

と見直してみました↓




人体から発する水分を吸収して発熱する

ブレスサーモ

というミズノが開発した素材

を使っているらしく、

とてもぬくぬくで気持ちよかったのです。

暑いときには裏返して使うそうなのです。


すんげぇ~、こんなものがあるのか、、

ぜひ家に一枚ほしぃーー


と帰ってから検索してみたのですが、

あるにはあるのですが、種類が少なく、

また山小屋で見たのと同じような機能のものは

売ってないようでした。。


山小屋の朝食(5:30)↓





本日は時間に余裕があるので、6:30頃出発しました。

昨日剱岳には登っているので、

本日は立山連峰に登り、

雷鳥荘を目指します。



空はすっきり快晴です!





いやいや~、素晴らしい、、






まずは起点となる劔御前小屋を目指します。

行きに、アイゼン必要と書いてあったコースを

通ってみることにしまた。

というのも、宿で知り合った人によると、

別にアイゼンなんか必要なく来れたとのことでした。


こんな道を登って行って↓










案の定、雪渓に出ましたが、





アイゼンは必要なさそうです。




こんな感じの所をいくつか越えていきました。





途中、立ち止まっては、周りの風景を撮影、、。



向こうにキャンプ場が見えています↓





拡大↓




行きに通ってきた劔沢キャンプ場ですね!


いや~、景色の綺麗なこと、、↓





最後の雪渓を渡って、、








御前小屋に到着↓





はい、標識を確認して、、




今度は別山を経て、

雄山(おやま)方面に向かいます。


小屋の横を通って、、





また、同じ分岐点ですね!




昨日は、ここを左に降りて行きましたが、





本日は、右に登っていきます↓




最初に目指す別山↓




尾根筋からの景色がまたイイのであります↓




尾根をぐんぐん登って、、





別山到着!




向こうに昨日登った劔岳が見えています↓




剱岳拡大↓



こう見ると、実に雄々しい山ですね、、、。


ここから尾根を歩いて行って、

最初のピーク、富士ノ折立を目指します。






荒涼とした尾根をとぼとぼと歩いていきます↓


















右手には、バスターミナルの方向の景色が、

白と緑のまだら模様になって見えています↓





はい、富士ノ折立(2999m)到着↓




眼下には、黒部ダムが見えていました!




感動!

頭の中には、プロジェクXの主題歌になった

中島みゆきのテーマ曲が流れていました(笑)。


むこーーの方に目をやると、、




槍ヶ岳がその尖った姿を見せていました!

(次はあのてっぺんだーー、と心の中で叫んでいました)



 この富士ノ折立から少々歩いていくと、

大汝山





これが、例の映画

春を背負って

の舞台となった大汝山の山小屋。







この時は、映画の舞台になっていたことなど、

つゆほども知らず、

ほぼ素通りでした、、、。

(知っていたら、せめて中だけでも覗いたかも、、、)


で前を通り過ぎて、少し行ったところに登り口があって、







少し登ると、ハイ頂上↓




大汝山(おおなんじやま:3015m)


やはりここからも眼下に黒部ダムが見え、





向こうには槍がその威容をあらわしていました!





尾根の先に目をやると、





次のピークの上に建物らしきものが確認できます↑


大汝山を下って、また尾根をズンズン歩いていきます。





右下は、白と緑のまだら模様↓







次の頂きが近づいてきました↓





で、到着、雄山(おやま)です。


人が溢れ返っていてびっくり、

特に小学生の団体でいっぱいでした。




ここは神社の敷地のようで、、






ここから先に上がるには、





500円払わなければなりません!?




うわ、500円って、ぼったくり、、

とちょっと思ってしまいました。。。


上に登るには人数制限があり、





15分ほど待って、ようやく上に登れました。






↑こちらの祠の前に全員が脱帽でひざまずき、

神主さんが登山の無事を祈って、祝詞を唱えてくださいます。

それが終わると、お神酒が配られ、全員で回し飲みします。

登山の無事って、、

もうこれが最後の峰なんですが、、、

って感じでした(笑)。



雄山頂上(3003m)の碑





御祈祷が終わり、11時台だったので、

昼飯を食べることにしました。



山小屋でもらった弁当↓





まわりはこんな感じ↓








さっき御祈祷をうけた雄山てっぺん↓




こんな景色をおかずに昼ご飯を済ませ、

山を下ることにしました。


三角点の碑↓




さて、降りようかと下山コースを見ると、、、




どど~ん、小学生の集団が

ずーーっと下まで列をなして

ゆっくりゆっくり降りているではありませんか、、、。

おいおい、勘弁してくれやぁ~

といった感じで、

小学生の間を、彼らの下山の邪魔にならないように、

そろり、そろりといった感じで降りて行ったのであります。。。


(いや、これはある意味今回の登山で一番疲れたかも、、(笑))



下山した所にある一の越山荘




その前で集合している小学生集団↓ 




この少し先に行ったところで、

劔岳登山時に出会った林さんに出会い、

話を色々聞くことができたのであります。


日帰りで雷鳥荘の温泉に入りに行くとのことで、

一緒に雷鳥荘に向こうことになりました。


あとは、ハイキングコースを歩いていくだけです!





途中にある池のキレイなこと!




ここからの山の景色も凄すぎます!









20分ほど歩いて雷鳥荘到着。


まずは荷物を置いて、




↓窓際ベッドの上段



窓からの景色↓





温泉に向かいました!


登山のあとの温泉は、もうサイコー!

また風呂からの景色も、ほぼ上のような感じで、

最高のロケーションでした。


林さんとは、風呂でも色々と話をさせて頂き、

彼は時間があるので、先に上がっていきました。


私は心ゆくまでゆっくりつかってから上がり、

とりあえず館内をうろついてみました。




↓廊下に貼られていたポスター




これをみて、さっき通ってきた山小屋が

この映画の舞台であったことを知ったのであります。。。



フロントに明日のるバスの時刻表があったので、

デジカメで撮っておいて、メモ代わり!






団らんスペース↓







なんか、めっちゃ雰囲気よくないですか?





部屋の隅に天体望遠鏡が、、、




吊り下がっている紙を見ると、、、




な、なにぃ~、星空観察会!?

行くでしょ、ぜったい、いっちゃうでしょ~、こんなん!

と、ひとりごちていました。。


館内を一通り見たので、

ちょっと外に出てみました。







うわー、すんげぇ~、、、








雷鳥荘(正面)↓




夕暮れ時↓




雷鳥荘の右下が地獄谷で、

硫黄のガスががもくもくとあがってきており、

夕日とあいまって幻想的な光景をつくっていました。





日がかげっていきます、、









はい、そして、待ちに待った夕食↓





ふつう山小屋じゃ、こんな豪勢な食事は出ません!

これは、完全に普通の温泉旅館です!!

山の麓だけに食料の調達は

そんなに手間ではないんでしょうね。。



私の部屋は8人部屋なんですが、





入っていたのは私も含めて3人だけ、、。

すぐに話し込んでしまい、

一人の方は沖縄から来てらっしゃる方で、

メールアド交換させて頂きました。

有り難いことです。


夜は8時ころ外にでて、星空観察会に参加しました。

土星の輪をはじめ、珍しい恒星だとか、

銀河とか、最後の最後まで残って、

10程の星々を見ました。

 b(^3^)b


そして就寝、、、


 (-_-)zzz



翌朝は、4時頃には起床、

食事開始の20分前には食堂に並び、

一番に朝ごはんを頂きました↓




この日は、前線が通過するとのことで、

外の天気は昨日と打って変って大荒れ


山荘からバスターミナルまでは30分ぐらいだし

傘さしてこーー

なんてレインコート+傘で歩いていったのですが、

風が強く、認識が甘かったようで、

途中で何度も傘が裏返り、

軸は強風によってひん曲がるしで、

最後の最後まで、ちゃんと山の装備で勝負しなきゃな~、

といたく反省したのであります。。


帰りは、同室の沖縄の方も同じ方向だったので、

途中までずっと一緒でした。


室堂のバスターミナル↓




各地を映し出しているモニターがあったのですが、




↑天候が悪すぎて何も映っていない(笑)


これから通る大観峰は、




なんとか景色が見えている!


黒部ダムは、




まだ雨も降っていないようでした。


さっそくバスが来たので乗り込みます↓




いわゆるトローリーバスというやつで、




上にパンタグラフのようなものがついていて、

電気で走ります。

(北朝鮮の町によく走ってますよね)


はい、大観峰到着↓








ここから乗り換えて、












ロープウェイに乗ります↓












数分の乗車で黒部平に↓








ここから更に乗り換えて、




ケーブルカーに乗車↓








中の様子↓







で、駅到着後、トンネルをくぐって、、






黒部ダム到着です↓




いや~、デカイねぇ~




時間があったら遊覧船にでも乗りたい

と思っていたのですが、

天気が悪かったのでやめました。


石原裕次郎氏のプレートがありました↓







この時、彼の映画

黒部の太陽

ぜったいに観ねば、、と思いました。


またまたトローリーバスに乗り、、




扇沢に到着です。


トローリーバスの模型↓



ここで、沖縄の彼は長野に出るということで、

別れることになりました。

長野から新幹線に乗って東京を目指すのが、

時間的に最短ルートなのだそうです。


私は、バスでJR信濃大町駅を目指します↓





バスから何か祭りのようなものをやっているのが見えました↓






信濃大町駅到着↓





ここに

立山黒部アルペンルートの案内図がありました↓




すんごいね、よくぞ、こんなトンネル掘ったものです。。


駅でも稚児を乗せた馬が通っていきました、、。

ぽっく、ぽっく、、、





信濃大町駅から松本に出ました。

松本からは安いので高速バスに乗って

帰ることにしたのですが、

時間があったので、食べログで評価の高い

蕎麦屋に行ってみることにしました。






このざるそばが1000円




え、これが美味しいといわれる蕎麦なの、、

って感じで、がっかりでした。

美味しい蕎麦なんて幻想だ、、

と思いました。

もうワッシはふつうの天ぷらそばで十分です。。


松本から東京へはいつも特急に乗って帰っていたのですが、

高速バスは半額位の値段でいけるので、初めて利用してみました。


日曜の午後ということもあり、

道路は渋滞、到着は2時間遅れ、というありさまでした。。。

まあ、使いようですかね。。。


空はすっかり夕暮れどき、、




夕食時になっていたので、

せっかくなので新宿で評価の高いインドカレーを食べてから帰りましょ!

ということで↓








で私の大好きな、

サグパニールを頂きました。

キターーっ!

てほどの感動はありませんでしたが、

ナカナカのお味でした。



こうして、登山の最後はいつも、

温泉、グルメ紀行

に早変わりしてしまうのですが(笑)、

今回も無事に

剱岳・立山

に登ってくることができたのでありました。

あ~、楽しかった!



おしまい









0 件のコメント: