2014年8月30日土曜日

槍ヶ岳登山-2- 2014年8月〔Mt. Yarigatake〕




槍ヶ岳登山2日目

雨は降ってませんでしたが、

向こうは、今にも泣きだしそうな空でした。


















しばらく登っていくと、

河川敷にでました。











こんな河川敷

平気でテントを張っている人たちがいます、、。






オイオイ、それはないでしょ、

鉄砲水来たら、一瞬で流されちゃうよ、、


なんてことをひとりごちながら、先に進みました。










この河川敷沿いの道をずーっと進んでいくと、

向こうに雪が見えてきました。







おぉ、ここでも雪の上を歩いていくのか、、






ちょっと、テンションが高まってきました!




雪の上を歩きつつ、

私は前回の剱岳登山を思い出していました。

こんな雪渓いくつも越えていったなぁ

、、なんて。


ここら辺から、天気が急変し、

大雨、大風、

降ったりやんだり、

凪いだり、また吹いたり、

と天気が目まぐるしく変わり、

写真撮影は不可、

とにかく登って行くことだけに専念しました。


山荘を出てから3時間半

本日の宿泊予定地の


に到着しました(9:30)!


もう、濡れて超さむかったので、

着替えてから、

毛布にくるまってひと寝入り。。






また、運よく端の寝床をゲット↓
















腹が減ったので、

12時前に起き出し、朝、山荘でもらった弁当と、

ここの食堂で注文したおでん(600円)

とでお昼ご飯です!





うわ~、あったけ~、

生き返るわぁ~

ちょっと余裕が出てきたので、

山荘内を散策↓








入ってくる人はみんなびしょ濡れでしたね、、





ストーブで体を温めます。。





な、なんとインターネットが出来ちゃうのです!






午後になって、

外の天候が少し落ち着いた瞬間を見計らって、

頂上にアタック!

してみることにしました。


雨、風は多少収まっていましたが、

やはり頂上に近づくにつれ、

風はビュービュー、

雨がバツバツ

体を打ってきます。


地図には

頂上まで30分

と書いてありましたが、

荷物はすべて山小屋に置き、

登っている人もほとんどいなかったので、

15分で頂上に到着しました。





で、こちらの祠の前で、






雨風の中、辛うじて携帯で撮ったのが下の一枚でした。






登り、下りとも、ハシゴ、鎖の連続でしたが、

まったくと言っていいほどコワいとは感じませんでした。


どちらかというと、私は手足を使っての直登の方が好きなのです。

険しさでいったら、剱岳の方が全然凄かったです。

今回槍ヶ岳の写真は取れなかったので、

ネットから拾ってみました↓





こうして見ると、本当にみたいに尖がってますね、、。





左端の赤い建物が、槍ヶ岳山荘。





山頂付近のハシゴ↓






頂上には10分ほどいたのち下山しました。


宿に戻り、達成感に満たされた彦兵衛は、

柔軟などを十分に行って体をほぐした後、

またぬくぬくの布団にもどって、

ぐーぐー寝たのでありました。。。






そんなにずっと寝てもいらないので、

途中で起きて、本を読んだり、

持ってきた問題集をやったり、

館内をぶらついたりなどして時間をつぶし、、

待ちに待った夕食の時間でーす!






いや~、食事の美味しいこと、美味しいこと!


この日はもうやることもなかったので、

7時には寝ました。

(-_-)ぐーぐー





朝は4時頃に、ごそごそと起床。


もう、これ以上寝れないというぐらい寝たので、

荷物をまとめて、朝食に向かいました。







天気が回復する様子はなく、

風はやんでいるものの、

雨は依然として降ったり止んだり、、、

視界は10m位だったので、

北アルプスを縦走して穂高まで行くのを中止し、

もと来た道を戻っていくことにしました。



途中から雨がひどくなってきたので、

カメラをザックにしまい、

帰りの写真は一切取りませんでした。。


歩くこと5時間半で、

もと来たバスターミナルに到着。

最後の1時間ほどは、物凄い雨で、

雷もなりだしていました。

ザックはカバーをかけていましたが、

中まで水が沁みていました、、、。


上高地ではすぐにバスに乗ることができ、

昨日の晩、槍ヶ岳頂上のネットから予約していた、

白骨温泉の宿に向かいました↓




ガストホフ千石





部屋で荷物を降ろして、、













温泉にGO、ゴ、GO!




硫黄の香りのする、

かけ流しの100%天然温泉でした!


源泉が、前の乗鞍登山で泊まったときと同じようで、

お湯につかった時のやさしい感じがにていました。


脱衣所に表示してあった張り紙↓




加水・加熱してない天然温泉

であることが表示されていました。






心も体も温まって、部屋に戻りました。

時間がたっぷりあったので、

フロントに置いてあった、マンガをぺらぺらと読んでいたのですが、、




な、なんじゃ、これゃ~!?

メチャクチャ面白いじゃないですかぁーー!

かもめ チャンス


自転車、ロードレースの話しなのですが、

読んでいくうちに、ぐいぐい引き込まれ、

置いてあった8巻をあっという間に読んでしまいました。


こんな爆発的に面白いマンガに出会ったのは久しぶりでした。

しかも、著者の名前とかも初耳だし、、。


あまりの面白さに、作者に興味をもった彦兵衛は、

帰るなり、全20巻を古本で注文し、

これまたあっという間に読み終えてしまいました。。。


いや~、久しぶりにいいマンガに出会えました。。。

この作者の他の作品も、


やはり中古で全巻注文して読んじゃいました。

ストーリーが、いま“流行り

エボラ出血熱

の流行で始まっていたので

おぉ!?なんかスゴイぞ!

って感じでした。



さてさて、旅の続きに戻って、

こちらが夕食です↓




これが値段の割に、豪華!

(ですが、南アルプスの

チェッカーフラッグ川崎

で食べた夕食には及びませんでしたかね、、)







さいごには、ちゃんとデザートもでたよ~!





この日もぐっすり寝ました。。。




翌朝は、7時のご飯↓







7時半のバスに乗って、松本に出て、

お土産などをしこたま買い、

列車で新宿に向かいました。


列車の中で、

何名かに、無事登山を終えたメールを入れると、

繋がりのまったくない2名から

いま東京でやっている

進化するだまし絵展

が気になる、それを見てきた

という返信がそれぞれ来たのです。

Bunkamura25周年特別企画 だまし絵 進化するだまし絵



おぉ、な、なんだ、この偶然は、、、

このまま東京についても半日ぐらい時間が余っちゃうな、、

と思っていた私は、

ヒゲぼーぼー、ザックを担いだままで、

ついでにこの展覧会、観に行っちゃおう!

と思いたち、

もしかしたら暇かなぁ~

と思って、

よく東京の絵の展覧会を一緒に見に行く、

東京在住の一級建築士の60代の友人(と呼ばせて頂いている人に)


に連絡を入れてみました。

すると、ちょうど暇だというのです!


しかし、だまし絵の展覧会は見に行ったから、

山種美術館でやっている

日本画展 ~水の音~

はどうか、という返信が来たのです。


水の音広重から千住博まで - 山種美術館



へぇ~、そんなのやってるんだ、、

と思っていた、ちょうど、その時です!


隣に座っている女性の着信音がなったのです。

ピチョ~ン、、ピチョ~ン、

そう、なんとその女性の携帯の着信音が

水のしたたる音

だったのです!

は?なに、この偶然、ふつうありえないでしょ!!

私はこういう偶然の一致を

ふだんから大事にするようにしているので、

すぐにその展覧会に行こう!

と返信したのです。

(だまし絵の方は、後日別の人と行くことになったのであります、、)


でも、絵を見る前に腹ごしらえしたいなぁ~

と思っていた私は、

新宿に着くなり、

評価の高いインドカレー屋

をネットカフェで検索し、訪ねて行ったのであります。




アヒリヤ
(食べログtop5000 評価3.6 口コミ260件!)


う~ん、おいちぃ~、、、

やっぱ、登山のあとのシメはインドカレーでしょ!?

と、何かと理由をつけてインドカレーを食べている彦兵衛でありました(笑)。


本場インドの味に近いインドカレーを心行くまで堪能したあと、

建築士の友人と待ち合わせしている恵比寿駅に向かいました。


山種美術館は、恵比寿駅から歩いて15分くらいの所です。


良かった作品を数点挙げておきましょう。



奥村土牛 鳴門↓



どごごぉぉーーって感じでしたね、、(笑)



山元春挙《火口の水》↓





水面の反射の具合が気に入りました。




奥田元宋 「奥入瀬(秋)」↓




いや~、もうすぐ秋ですねぇ~、、



上の作品、どれも良かったのですが、

一番圧巻だったのが、


↓宮廻正明 作 水花火 (螺)




でした。

(是非拡大してみてね♡)

1951年生まれで、2012年の作品ですから、

60歳を超えてからの作品

となります。

この動きの一瞬をとらえた大胆な構図、

緻密な描写は、

実際の絵を前にすると、

おぉぉぉーーーー

っと、思わず感嘆の声を発してしまいます。。。


すごいなぁ~、

60になってもこんなパワーをもって生きていたいものだ、、

といたく感激させられました。


帰りがけに、喫茶店により、

絵の話や、登山の話などに花をさかせ、

家に戻りました。


登山のあとは、

なぜか温泉、グルメ、

そしてたまにアートな旅となってしまう

彦兵衛の山登り、槍ヶ岳編でありました。。。


( ^)o(^ )  ぷっ



おしまーい