2012年4月29日日曜日

今読んでる本~松下幸之助、坂本光司



私は現在2冊の本を同時並行で読んでます。 一冊は、松下幸之助さんの本↓



です。

この本は、松下さん自ら書いた本ではなく、彼が語った珠玉の言葉を集めたものです。


関西弁の語り口調でとてもわかりやすく語られているのですが、


その軽い語りの中に、核心をつく言葉が随所にちりばめられており、

思わず「ん、、」と立ち止まってしまうのです。


本の中の一部を引用しておきましょう↓


~事なかれ主義では発展しない、、、対立と調和~








すべては、対立調和で成り立っている。


まさに慧眼だなと、と感じます。


別の言葉でいえば、自立と依存、という事になるかと思います。


どちらに偏り過ぎる事もなく、


適度に対立がありながら全体として調和している


というのが理想かなと私も常々感じています。




もう一冊読んでいる本が、やはり経営に関する本で、『日本でいちばん大切にしたい会社』





の著者である坂本光司さんの最新本『強く生きたいと願う君へ』です↓






『日本でいちばん大切にしたい会社』という本は、ホントに素晴らしい本で、


本当にこんな会社があるのか、、と、つい疑ってしまいたくなるほどです。


社員に対する思いやりがあり、地域に貢献し、また障害者を多く雇いながらも毎年利益を出していたり、


と素晴らしい事づくめの会社が取り上げられているのです。


こんな会社で働いたら楽しいだろうな~、

日本にこんな会社があるなら、まだまだ日本の未来も明るいな、

と思わされるような会社ばかりでした。



著者の坂本センセイは何千にもおよぶ日本の中小企業を長年研究してきた方なのですが、


『強くいきたいと願う君へ』は坂本センセイの最新刊です。


まだ読みはじめたばかりですが、

“はじめに”の中に、先の松下氏のことばと重なる点があったのでその箇所を引用しておきます↓







先生のフィールドワークから得た結論として、

みんなから愛され、長期的な業績を上げている会社経営者の最大のポイントは、

「自立心」 「利他の心」

なのだそうです。

自らの足で立っていながら、同時に相手を思いやる心を持っているということです。

なんかこれは、松下氏の述べている、対立と調和という言葉とダブルような気がして、引用してみました。



坂本さんの最大の著作である「日本でいちばん大切にしたい会社」は現在3巻まででており、私はすべて読みました!

すべて文句なしの、素晴らしい会社が何社も紹介されており、感激のしっぱなしでした。

今回とりあげた本は、私が「日本でいちばん大切にしたい会社」を職場で読んでいた所、

やはりこのシリーズを読んだことのある人がいて、その人が新聞広告に坂本センセイの最新刊出てますよ、と教えてくれたのがきっかけでした。

さっそく 図書館にリクエストを出して、入手したという訳です。



「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズは、是非多くの人に読んで頂きたいな~と感じます。

そして、そこで紹介されている会社に就職しないまでも、

自分のいるところで、少しでもそのような会社に近付くことができるようにもっていけたらと願わずにはいられません。



同様の本として、私はテレビ東京の「カンブリア宮殿」というのを欠かさず見ているのですが、

カンブリア宮殿

この番組もはやりいい会社、ユニークな経営をしている会社を取り上げているのですが、

それらをまとめた本を出しているんですよね。






私はまだ一巻しか読んでませんが、これもシリーズものなので、全巻読破したいと思っています。

こちらの方は、中小企業だけでなく、大企業の社長さんなども取り上げているので、また違った視点で社会のことが見れてとても勉強になります。


いや~、世の中にはホント色んな仕事、いろんな会社があるんだなぁ~とつくづく思います。

異業種であっても、そこから学べるものを、自分の生き方、自分の働く場で活かしていけたらな~と思うこの頃であります。


おしまい



参考:

≪アマゾン≫

人生と仕事について知っておいてほしいこと

松下幸之助さんの本


日本でいちばん大切にしたい会社

強く生きたいと願う君へ

坂本 光司さんの著作


カンブリア宮殿 村上龍×経済人 (日経スペシャル)



2012年4月22日日曜日

ここは津和野か!? ~寄り道をしてみる~



家から自転車で5分ほどの所に、ちょっとした川が流れているところがあります。

ふだん、そちらの方は行き止まりということもあって行かないのですが、

地図を見ると小さい神社お寺などがあり、先日ちょっと冒険気分で自転車で行ってみました。



支流の川べりに桜が咲いてとても綺麗でした。

本流の方をさかのぼって行くと、いたってどこにでもありそうな川なのですが、、、









色とりどりのドデカい鯉がうようよ泳いでいたのです。。。












この小さめのは明らかに金魚です↓




川は段々になっているのですが、






その段々ごとに鯉が放流され、悠々と泳いでいるのです。













↑小さな金魚も泳いでいる


不思議な所だなぁ~、ここは桃源郷か?

などと思いながら上流に進んでいくと、

こんなゴミ箱が設置されていました。




どうやら、風で回るキラキラの風車とCDで

カラスが寄りつかないようにしているもののようです(笑)。






とりあえず川がなくなるところまでいって、

また下の鯉を眺めながら川を下っていきました。






よくこんな立派な鯉を放流していて盗まれないなぁ~などと思いつつ。













水辺にはちょうど桜の花びらが浮いていて、色とりどりの鯉との対比がキレイでした。







下って行った先の支流のひとつには、蛍を放しているようでした。






どうやら5月から6月にかけて、蛍が見れるようです。






その時期になったらまた来てみようかな~と思いました。


しかし近くにこんな不思議空間があるなんて、思いもよりませんでした。

たまに普段行かない道とかを通ってみるのって大事だなぁ~と思いました。


桃源郷に迷い込んだような不思議な一日でありました。






おしまい



参考:

彦兵衛のブログ:下関陶器の旅 ≪その8≫ ~津和野へ~






2012年4月18日水曜日

フェルメール展!



現在、銀座でフェルメールの全作品が見れるという展示会が催されており、昨日いって参りました。

といっても勿論ホンモノではありません!

しかしスゴイのは、フェルメールの全37作品すべてを時系列で展示してあるだけでなく、

描いた当時の色を再現して展示してあるという点にあります。

館内は写真撮影可だったので、気に行ったものを中心に写真を撮ってきました。


フェルメールの一番最初の絵であり、私のお気に入りのひとつ↓





私はこの絵にフェルメールのコンセプトのすべてが凝縮されているように思いました。

一つは光の加減

写真ではイマイチよく分からないかもしれませんが、

手前の女性にあたっているやわらかい日の光の描写がとても素晴らしかったです。

あとは、フェルメールはで有名で、先日もテレビ番組で取り上げられていましたが、

奇跡の地球物語:フェルメール~人類が追い求めた青~
http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/backnumber/20120401/index.html

私は彼は青と赤を対比させているということに気づきました。

もしかしたら、青を引き立たせるために赤を使っているのか、とも思いました。

この絵で言えば、手前の女性(マリア)の赤と、キリストの青の衣です。

描かれた当時の色だからか、その赤と青の対照がより一層際立っているように感じました。


赤自体もとてもキレイでした。例えばちょっと気持ち悪いですが、これ↓






こちらも赤の色彩が見事です(そしてさりげなく青も配してある)↓





私のお気に入りのひとつ↓





テーブルクロスの柄の鮮やかさ、そして青と赤の対比、模様が素晴らしい!

(お昼寝中というのも最高ですね!)











青の美しさで言えば、こちらも有名ですね↓





こちらも青と赤が対照的に描かれている。私のお気に入りのひとつ↓






一緒に行った友人イチオシの作品。こちらも屋根の赤と青が対照的に描かれている↓





こちらも私のお気に入り。青と赤のコントラスが美しい。鏡には女性の顔が映っている↓











こちらも窓からの光と、青と赤が見てとれる↓






有名な、青いターバンの少女↓






下は、天文学者と地理学者↓












地理学者はホンモノが来たときに見に行ってますが、

フェルメール展に行ってきました
http://mshiko.blogspot.jp/2011/03/blog-post_28.html



当時の色を再現した新たな趣があり、より衣の赤と青の対比が美しく感じられました。



こちらの有名なレースを編む少女も赤と青の対比として見ることが出来る↓







今回の展示は、全作品を時系列で見れたこと、そして当時の色を再現したという点で秀逸でした。

こうして全作品を並べてみると、どのような主題があるのか、そしてどのように変遷していったのかがよくわかり、

一点ものの作品を見るのと違った観点で観賞出来てとても面白かったです。


さてフェルメールの全作品を見てかなりお腹いっぱいになったのですが、

実際のお腹はグーグーいっていたので(笑)、次は上野のボストン美術館展を見に行くことにしていたので、

上野のインドレストランに行って参りました。




(少し食べ始めてから写真を撮ったので、ナンが欠けてますね、、、スミマセン。)


ここは完全ヴェジタリアンのインドレストランでした。

香辛料、ハーブが効いていて、本場インドのテイストにきわめて近いとても美味しいインド料理でした。

カレーは3種類選べるcセット(1050円)を頼んだのですが、

選べるカレーのルーが全6種類だったので、友人とあわせて全種類食べることが出来て大満足でした!

食べログで高得点なのもうなずけました。また是非食べに来たいと思いました。


さて昼食後は上野のボストン美術館展に行きました。

こちらはアメリカに渡った、日本の国宝級の美術館を展示してあり、物凄い迫力でした。

弁財天の絵が気に行ったので、一枚だけお土産としてポスターを買いました↓





さすがに美術館のはしごは疲れました。

上野のあとは、西荻窪に行き、障害者の人たちがつくっている美味しいパン屋さんでパン数点を購入し、

パン工房 ひまわり
http://www.seibikai.com/himawari/

東京に出たときにたまに寄らせて貰うメチャうまの珈琲屋

珈琲職人
http://members.jcom.home.ne.jp/coffeeshokunin/entrance.html

で買ったパンをかじりつつ、コーヒーをすすってゆったりとした時間を過ごしました。

う~ん、かなりかなり贅沢な一日でありました。


おしまい



参考:

フェルメール光の王国展
http://www.vermeer-center-ginza.com/

ボストン美術館展
http://www.boston-nippon.jp/

ヴェジハーブサーガ(インドレストラン)
http://www.vegeherbsaga.com/
http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13102977/

奇跡の地球物語:フェルメール~人類が追い求めた青~
http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/backnumber/20120401/index.html

フェルメール展に行ってきました
http://mshiko.blogspot.jp/2011/03/blog-post_28.html

パン工房 ひまわり
http://www.seibikai.com/himawari/

珈琲職人
http://members.jcom.home.ne.jp/coffeeshokunin/entrance.html