2011年3月6日日曜日

入試問題ネット投稿事件に思う




入試問題
が試験中にネットの質問コーナーに投稿・回答されるという事件が起こり、

そしてあっという間に解決を見ました。


京大の数学は難問・奇問が多いことで有名で、

そういう気持ちも分からないでもありませんが、

やはり問題というのは自分で解いてこそ達成感があって楽しいのであって、

一応ルールにのっとってやんなきゃだめだろ~と私は思いました。


彼は京大に限らず、他の大学の試験においても同様の手口を使っていたようで、

努力する方向を少し間違えちゃったかなという感じです。


受験というのはゲームであって、

ゲームはルールの中で、如何に工夫するかに楽しさがあると思います。

サッカーの試合の中で、いきなり一人だけ手を使ってシュートを決めたら、

他の選手や観客は、

しら~

といった感じになるでしょう。

たまに"神の手"を使ってゴールを決める選手もいましたが、

ふつうこのような"神の手"を使ったら、"お上の手"が回るのであります。


しかし今回の場合、本人がセンター試験の点が悪かったので、、、

ということを言っているそうで、

京大数学や英語もかな?、ネットの質問コーナーに投稿していたようです。


京大の英語はともかく、

数学に関しては、確かに難解なものが多く、いくら解答の解説を読んでも、

意味がまったく分からないという問題がかなりあります。

でもそういう問題はスルーしていいのです。

そんな問題が実際出ても、本番では時間内に解けないだろうし、

そんな問題に時間をかけるぐらいだったら、解ける問題にエネルギー注ぐべきです。


といいつつ、私の場合は6問中(5問だったか?)、1.5問しか解けませんでした。。。

あとの問題は、全く歯が立たず、何を使って、どう攻めていいのかさえも分かりませんでした。

数学は嫌いな方ではなかったし、それなりに勉強もしていましたが。

ふつうは、だいたい半分ぐらいは解けて、2/3位の解答を目標とすべきところですが、

答案を書けたのが1.5問のみ、しかも答えが妙にへんちくりんな分数の答えだったので、

それをひたすら見直して時間が終わりました。

あー、終わった、終わった、と宿に帰って、ちょうどやっていたガンダム(1年戦争じゃないよ!)

を見ていたことを覚えています(笑)。


でもあとで周りの人に聞くと、1.5問どころか、0点に近いような人もいたり、

そんなセンターの点数でも通るんだぁ~

というような人がわんさかいて、必ずしも全部終わってみるまでは分からないのです。

難しいときは、周りの人も出来てない、と思っておくぐらいが丁度いいようで、

そこでルールを破るような行為に走ってはいけないのです。


しかし逆に言うと、受験というゲームは、

ルールにのっとっていれば、何をやってもいいのです!

国語や英語の「次の文章を読んでからあとの問いに答えよ」

という問題は、

先に設問を読んで、長文に何が書かれているかを掴んでから答えよ

と読み変えるべきだし、

問題を与えられた順番で解く必要はなく、

難しい問題は後に回して、得点のできる所からどんどん解いていくべきなのです。


受験とは、与えられた時間の中で、与えられたルールにのっとり、

出題者が正解とするものをみつけ、如何に高得点をとるかというゲーム
なのであって、

それは、ファミコンとかのゲームのように、

あるいは自然に誰でも日本語が話せるようになったように、

繰り返すことによってある程度スキルをアップしていけるものなのです。

人によって得意、不得意な分野はあるものの。


私はこのことに気づいてから、ひたすら自分流の試験の受け方

あまり努力を要さない勉強法を組立ました。


今回の事件の予備校生も、

如何にこっそり素早くメールを打つかなどという

ルールを破る方向でなく、

ルール内で如何に高得点をあげるかを工夫する方向にエネルギーを

使っていれば、結果はまったく逆になっただろうに、、、と思ってしまうのです。

このブログを受験生が読んでいるとは思いませんが、

参考になればと思うので、付録として彦兵衛の勉強法を最後にでも付しておこうかとおもいます。


さて、しかし今回の入試問題ネット流出事件は、もっと大きな意味を持っているように思います。

それは、、、


えーと、次回書きます。。。





付録:

彦兵衛の勉強法(思いつくままに、、、)

≪受験の三大原則≫

①受験はゲームだ

②易しい問題から解いていく

③ケアレスミスをなくす


解説:

受験は、与えられた時間の中で、相手のルールにのっとり、

如何に高得点をあげるかという意味でゲーム
と同じなので、

得点をあげられ易しい問題から解いていくべきであって、

時間が取られそうな問題は後回しにしましょう。

またケアレスミスの積み重ねは大きいので、

ケアレスミスをなくす自分なりの方法を確立しておくことをお勧めします。

たとえば、センターなどでは、

適切でないものを選べ

という時には、問題文の前に×印をつけて、

あっているものを選ばないようにするなどなど。


≪受験勉強に関して気をつけること≫

継続・バランス・効率

解説:

受験勉強で問われるのは、基本的に記憶力です。

記憶とは砂上の楼閣のようなもので、

繰り返すことによって形をとどめますが、

繰り返しが足りないと時間と共に形がなくなっていく(=忘れていく)ものです。

従って、記憶に定着させるには、繰り返しということがキーワードになってきます。


また、少し余談になりますが、

逆に、自分にとって受け入れ難い嫌な体験でなかなか忘れられない記憶というものがありますが、

そういうものは繰り返しフラッシュバックしてくるものです。

そういうものは、再び意識の外に追い出してしまうのではなく、

浮かび上がって来た瞬間に掬いあげてあげて、その時の場面を感謝をもって捉えなおすと、

やがてその場面に絡んでいた感情が溶解して浮上してこなくなるのです。


このように、記憶の特徴としては、

繰り返すと定着する、感情やイメージを伴うと忘れにくくなるという性質があるようです。

従って、記憶に関しては、如何に繰り返すか、また感情やイメージを如何にうまく使うかにあります。

感情やイメージを使う事は、人それぞれに工夫すればいいとして、

繰り返すためには、コンスタントに継続してその記憶する対象に接しておく必要がありますが、

あまり心に負担のかかる方法を毎回やっていては、やがてやる気を失ってしまいます。

従って、いかに自分の心に負担をかけない勉強法を模索するか、が継続の鍵となってきます。

私の場合は、

一コマを15分とする(テレビアニメと同じ!)

易し過ぎて飽きてしまうような問題を繰り返さない、いきなり難しい問題をやらない

飽きたら次のことをする(勉強に限らない)

一日に受験するすべての教科に触れるようにする

能動と受動の勉強を活用する

勉強以外のこともしっかりやろう!(運動や睡眠など)


いま思いつくのはこんなところでしょうか。

えーと、これらについても、余力があったら次回書きます。

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