2010年8月29日日曜日

隗(カイ)より始めよ



経営の神様ピーター・ドラッカーの本を紹介した流れで、前から紹介すると書いてきた





隗より始めよ―体験的・ホンダの人間学 (PHP文庫 ニ 3-1)



の中で私の心に響いた個所をとりあげておきます。(半分は自分の備忘録として)


まずは人間の長所と短所について。

ドラッカーは、人の強みを引き出し、弱みを薄めるのが人が集団となることの意味であるということを述べています。

著者の西田氏はもう少し別の視点から人間の特徴を捉えています。

それは人間それぞれが持っている特質=クセは、ある場面では長所となるが、別の場面では短所となるので、

まずそのクセ自体を矯正しない。

そしてそのクセのもった人間を長所として活かすということを述べています。





これは確かにその通りで、たとえばタレントの世界で長所となる特質は、サラリーマンとしてやっていく上で短所となる可能性は十分あり、

これは様々な場面でいえそうです。

あまり短所(としてその場では感じられるもの)に焦点を合わせるのではなく、その人の出来ることに焦点を当てるのがいいのかもしれません。

これは何も他人のことだけでなく、自分自身にもあてはまることです。

あまり短所だと思いこんでクヨクヨするのではなく、それは場面が変われば長所となりうるものだし、

まずはいま自分の出来る事をする、それを活かすというのが楽しく生きるための秘訣かもしれません。


しかしこの文章の中に、

様々なクセをもつ人間がいた方が活気のある組織になるのは、森の中に様々な木や草があるのと同じである

というたとえを用いている点はさすがだと思いました。

実は、この本の最初の方に、様々な分野の人との出会いが紹介されていたのですが、

なんと当ブログでも何回かとりあげたことのある森林づくりのプロフェッショナル 宮脇昭 さんとの出逢いが載っていました。





生物の生態と企業の経営は同じだ

と感じられたそうです。

やはり一流の人同士はどこかで繋がってくるんですね。類は友を呼ぶというやつでしょうか。

私はNHKの知るを楽しむという番組で宮脇さんの講義を連続で見ましたが、

ホンモノだなこのヒト、

と感じさせる迫力がありました。

当然講義は毎回とても面白く、今でもまだその時のテキストをもっていて、たまに見直したりすることがあります。





こういうシブイ番組をNHK教育はたまにやってくれるから好きなんだよな~。


さて西田氏の著作に戻って、

彼は"遊び"の大切さを説いています。

遊びをするとその分仕事が疎かになるというのは、足し算引き算の考え方ですが、

実は遊びをよくする人は仕事もできる傾向があるのだそうで、結局は掛け算のようになっている、すなわち相乗効果ということのようです。





遊びについては、このブログでも何回かとりあげましたが、結局人間は機械ではないので、

ワクワクすること

をしていると、湧く湧くと心のエネルギーが湧いてきて、色々なことが出来てしまうもののようです。

心理カウンセラーの河合隼雄氏は遊びの効用というものをとても強調していました。


よく、勉強するために遊びや睡眠を削るというのがありますが、そういうやり方は人間を機械としてとらえた足し算引き算の考え方です。

彦兵衛の勉強法では、常に睡眠は十分とり、遊びたくなったら遊ぶという、自分と対立しない勉強法を提唱しているのですが、


いまだ多くの人は、目先の勉強時間などに気を取られて、遊ぶ事を怠け?、

自ら自分のエネルギーをうまく使えていないように思います。もったいないな話しだなぁ~と思います。


でも遊ぶためには、心の水脈を掘り当てて、

これをやっているときがサイコーに楽しい、夢中になれる

というものを探さなければなりません。結局は色々と興味を持った事をやってみるしかないのでしょう。

遊びというのはホントに大切なことだと思います。


さて遊びとも関連があるのですが、西田氏はスポーツについて論じていました。

集団での協調を重んじる日本においてはスポーツは格闘技などの個人技が発達し、

逆に個人を大切にする欧米では集団競技が盛んであると指摘していいる点、

ナルホド言われて見れば、その通りだなぁ~と思いました。





ある社会に欠けているものは、遊びなどの形で補償されるのでしょうか。これは面白い視点だと思いました。


西田氏の著作の中で心に響いたものの一つは、

時を待つ

ことについてでした。

ものごとを変えようと考えても、すぐに実行するのではなく3年ほど待って熟成させるのがいいそうです。





やはりそういう意味では、政治の世界でもすぐにコロコロ政党を変えてしまうのではなく、少なくとも4年の任期をガッチリと与えて、

その中である程度自由に彼らの理想とする政治をやらせてあげたいなぁと思うのです。

これは対外的な信用にもかかわる事ですし。


さて政治の世界には、高齢の方々がたくさんおられますが、西田氏は

老害を戒めよ

と説いています。






これはとても厳しい言葉ですが、やはり年を取ると、様々な能力が衰えてくるのは否めませんし、

また年上がいなくなるのでそれを注意出来る人も激減してきます。

もちろん高齢の方でも柔軟な思考が出来て、元気な方も大勢おられます。

これは、年に関係なく、自分の行為を常にチェックする必要性を説いているのものと私は受け止めました。



最後に、企業の成長についての個所です。

百年続いてきて、同じ規模だというのは退歩だと述べていますが、

はたしてそうなのだろうか?

と私は感じました。





前にもこのブログで取り上げた、かんてんパパの社長塚越氏は、

成長には適正速度というものがあり、あまり早すぎる成長というのは良くない

ということを述べていましたが、それでは規模が大きくならないで創業時のままというのは、退歩ということになるのでしょうか。

私はそこに何か違和感を感じます。それは成長、発展に対する幻想とでもいうのでしょうか、

人は発展の先に何かイイコトが待っているというある種の強迫観念のもとに生きているように感じるからです。

たえず何かをすること(doing)に価値があると考えているように思うのです。

しかしそれに対して、ネイティヴの人たちの考え方、また東洋哲学では、いま、ここにあること(being)を大切にし、瞑想や祈りを重んじ、未来よりかは今、今日一日を大事にします。

それでは結局はどちらがより大切なのでしょうか。。。

おそらく、この世で生きている限り、両方が大切するのがお得なのではないだろうかと私は思います。

何かの先にイイコトがあると、絶えずあくせく、あくせくしていて人生が終わっていくのも寂しいし、

未来に対して計画も立てずに、その日、その日だけ楽しく生きる、という生活は事実上不可能です。


ある程度未来に対して計画をたてつつ、進歩・発展の恩恵を被り便利な生活しつつも、今を大切にする意識を常にもっておく、ということなのかなぁ、と私は考えています。

私達の生活は100年前に比べたら、格段に便利な機器に取り囲まれて豊かになっている筈なのに、人はいつまでたっても忙しいままです。

これはなんでなのでしょう?

これは、今の世の中が、欲を際限なく肯定する社会になってしまっているからだと私は思います。

その欲というものには、知識欲も含まれます。

たとえば、今回のはやぶさの帰還には多くの人が感動を覚えた事でしょう。

技術が進めば、より探索できる自然界のフィールドは広がって行き、その領域を探るための支出が膨大になっていきます。

極微の世界では素粒子の世界へと進み、極大の世界としては広大な無辺の宇宙が広がっています。

別にそういうところを探索しないでいれば、何兆円もかかる加速器やロケット・宇宙ステーションへお金を振り向けずに済むので、

その分、税金が浮き、人の暮らしを豊かにする方向に使えるのかもしれません

しかしその分ワクワク感もなくなるので、社会全体で生み出すエネルギーも減るかもしれませんが。。。


私は知識欲も含めた、欲の無制限な肯定には、常に疑問符をもっています。ある意味幻想に踊らされているような気がしないでもありません。

でも新しいことを知るって楽しいから、この傾向は止まらないでしょう。

あまり思い込みの中で突っ走るのではなく、たまには立ち止まってみて、バランスをとりながら適正速度で進んでいくのがいいのかな、、と感じています。


この西田氏の本、とても面白かったので、目次も載せておきます。

分野が違う人でも、必ずひとつは役に立つこと、心に引っかかる個所があると思います。

興味のあるかたは、是非と手に取ってみてください。







参考:

隗より始めよ―体験的・ホンダの人間学 (PHP文庫 ニ 3-1)


世界を変える100人の日本人10/30 (宮脇昭
http://www.tv-tokyo.co.jp/100japan/backnumber/0910.html

宮脇昭氏の著作


彦兵衛のブログ:宮脇昭氏をとりあげたもの

ユニクロでお買いもの♪♪
http://mshiko.blogspot.com/2009/11/blog-post_21.html

近所の神社をぶらり訪ねて
http://mshiko.blogspot.com/2009/04/blog-post_20.html

2010年8月27日金曜日

イトコの結婚式にいって思ったこと その3




私は最近、整体ではないのですが、東洋医学関連の本をちょうど読んでいたので、ついでなのでここで紹介しておきましょう。

この本は、指圧の本なのですが、これまで読んできた東洋医学関連の本の中で飛び抜けて面白く、インスパイアーされる本でした。







何よりまずいいと思ったのは、すべて自分の言葉で書いているという点です。

よくこの類の本は、古典の言葉をちりばめる事で自らを武装しているものが多いのですが、

この本は、真っ正直に、自分の実感を、自分の言葉で表現していて、とてもわかりやすく、

それでいて、とてもつもなく深遠かつ根源的なことを述べているのです。

私がこれまで読んできた幾多の東洋医学系の本の中では、ホントずば抜けていました。


まず私が驚愕させられたのは、ツボというのは決まった位置にあるものではなく、人によって、また時間によって変わる流動的なものであるということ、

そしてツボの位置の探り方は、

相手がどこを圧して欲しがっているのか

ということを想像する事によって「見えてくる」という点でした。









この方法は、相手を自分から切り離して客観的な個物としてみる科学的なあり方とまさに対極をなすもので、

著者はこれを原始感覚といういいかたをされていますが、

私はこういう統合的・共感的な見方こそ現代にもっとも欠落している視点だと思ってきました。








科学のように現象を分割して、分類・分析して、という手法が全くダメというのでは勿論ありません。

科学は科学の手法で大きな成果を上げてきましたが、

それがすべてではないし、科学の方法がすべてであるというのでは、生命の本質をはずしたあまりにもったいないことだと思うのです。


しかし一方で、こういう気のようなものを扱うひとが、科学的・論理的な思考ができなかったり

単なる思い込みやカルトのようなものであることも多々あるので、気のような世界は常に日の当らないじめじめした所においやられてきましたが、

これからは科学的・論理的な思考が出来ながら気を実践し、また科学の方法から気のような世界にアプローチしていくということが行われていくのではないかという"気"がします。

というのも、私は卒論で、

『身体(からだ)を吹く風について』と題して

チベット医学における気に相当するルン(風)とその身体観を扱い、

現代の教育に欠けている視点、科学的な手法にかけているものは何かを書きたい放題に書いたので、

このような統合的な見方については常に興味をもっているのであります。


東洋医学や気などに興味のある方は、この本、是非ご一読をお勧めします。

(たんなるアヤシイおじさんなのかもしれませんが、、、ご自身でご判断ください)

以下に目次を載せておきますので、興味のある方はご覧ください。








まだつづくかも、、、




参考:

遠藤 喨及 (著)
「気と経絡」癒しの指圧法 (講談社プラスアルファ新書)

気と癒しのタオ療法
http://www.taoshiatsu.com/jp/




2010年8月25日水曜日

イトコの結婚式にいって思ったこと その2




私は、最近読んだピーター・ドラッカーの本の一文を思い出しました。


事業の目的は、顧客の創造であり、顧客への奉仕である






今回私が読んだ本は、ドラッカーさんの最晩年をインタヴューしたものだそうで、智慧の凝縮した珠玉の一冊となっています↓





驚くべきことに、この本の中にGMに関する話しがチョロッと出ていたのですが↓





GMが世界の一流企業から姿を消すだろうとすでに10年前に予想しているくだりがありました。

もしかしたらすでにその時期に、顧客重視から外れていく様子が見て取れたのかもしれません。

大きい企業でも、いやむしろ大きい企業だからこそ、かじ取りを間違えると、その修正は容易でないのだろうと思います。

ドラッカーはその危険性をGMのなかに感じ取っていたのでしょう。


ついでなので、この本の中で私の印象にのこった個所をのせておきますので、興味のある方何かの参考にしてください。


専門化しつつも 統合化しなければならない




このブログで再三にわたってとりあげてきた、「分化と統合」の視点をドラッガーも唱えていました。やはりすごいお人であります。


死体を腐らせないことほど面倒で難しいことはない





面白い例えですが、とても分かりやすい。

自立・自動・自発性の大切さとしても見ることが出来ると思います。


人と共同するとは、強みを引きだし、弱みをなくすこと





組織の優劣は、平凡な人間をして非凡な事をなさしめる否かにある




人の長所短所をどう見るか、どう扱うかに関しては、

前にもブログで取り上げたホンダの元副社長が書いた本『カイより始めよ』にもかいてあり、そちらの方がナルホドと感じさせるものだったので、近々とりあげたいと思います。


人は理念と価値観によって動かされ、信じがたい成果をあげる

企業とは人であり、その知識、能力、絆である





人材ではなく、人財という言葉がありますが、人を大事にしない所は結局長続きしないだろうと思います。

私の学んだ空海の言葉に、つぎのようなものがあります。

物の荒廃は必ず人に由る。人の昇沈は定めて道に在り。

『綜藝種智院式』綜藝種智院式并序

すべての組織は人を基本単位にして成り立っているわけであって、目先の利益に目がいって、1人ひとりの人間をおろそかにし出すと、その組織は荒廃してくのだろうと思います。

また空海はあの時代にすでに一人ひとりの教育の大切さも説いており、やはりスゴイひとだったのだろうと思います。


ドラッガーの先の言葉に戻って、人はホント理念によって動かされると思います。それを痛烈に感じたのは、ソフトバンクの孫社長です。

前にテレビ東京で取り上げられていたので、その一部でも当ブログで紹介出来たらと思います。

テレビ東京 カンブリア宮殿

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20100712.html

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20100719.html


次回8/30も、孫氏を取り上げるみたいです。見なくては!!

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/yokoku.html


ドラッカーは日本美術に造詣が深いそうです↓





これは意外でした。こういう人の前世がわかったら相当面白いだろうなぁと思います。

今生の自分の趣味や、部屋の装飾などを見ると、前世の影響が少なからず出ているそうなので、ドラッカーもかつて日本人だった事があるのかも、、、なんて想像してしまいます。


企業とは利益のためのものではない





これは経営者の法外な報酬について言及しているところです。

アメリカでは、トップがひとりで何億もの報酬を受け取るのが当たり前の様ですが、ドラッカーはそれを戒めています

マイケル・ムーアの『キャピタリズム』の中に、アメリカの企業で経営者も従業員もみな給料は平等にしている会社が紹介されていました。

そこは従業員が働けば働くほど報酬に繋がるので、会社自体とてもうまくいっているのだそうで、アメリカにそんな会社が有る事にビックリしてしまいました。

でも多くの会社は、経営陣が普通の従業員よりも多くの報酬をとるのが当たり前です。

ではどの位だと正常なのでしょうか。

私は人間の体がひとつの参考になるのではないかと思いました。


人間の脳は、成人で1.2-1.4kgで、およそ全体重の5%ほどです。

しかしその5%の脳が消費するエネルギーは、体全体が使うエネルギーの20%ほどらしいです。

ということは、脳は、それ以外の組織がふつうに消費するエネルギーの5倍ほどを与えられているので、


経営陣の報酬は、平均的な従業員の5倍というのがひとつの目安になるのかな、なんて思ったりしました。(多いのか?少ないのかな?)


つづく、、、


参考:


アマゾン:

P.F.ドラッカー―理想企業を求めて


彦兵衛のブログ:


経営の神様 ピーター・ドラッカーの経営哲学








2010年8月24日火曜日

イトコの結婚式にいって思ったこと



先週の土曜日は、イトコの結婚式に行ってきました。





2010年8月16日月曜日

エダマメ食べくらべ



私はエダマメが好きで、週末に近くの地元野菜を売っているところで朝採りの枝つきのやつを買ってきて、

その日の内に茹でて頂きます。

食べられない分は冷凍して、毎日チョビチョビ食べる、というのがこの頃のルーティーンとなっていました。


先日、新潟に住む兄が来たので、その朝採りのエダマメを出したのですが、

、、、、

なぜか無口になって、ぼそり、朝採りの割には味がいまいちだね、、、と言われてしまいました。

兄によると、新潟のエダマメは全然違うという。


ほんとーかよーー、

という思いから、今回はいつものではなく、近くの八百屋で二種類のエダマメを買ってみました。

一つは、新潟の茶豆、もう一つは山形県鶴岡のだだちゃ豆というものです。

両方とも、パッケージに書いてあるおいしいゆで方の通り、

3分ちょっと茹でて、扇風機にあてて冷ましてから食べ比べてみました。(本当はうちわでさますのがよいらしい)

鶴岡のだだちゃ豆は、パッケージに"日本一ぜいたくなエダマメ"だとか謳っていましたが、味はいたって普通、いつも食べているエダマメと変わりませんでした。

しかし新潟の茶豆、これは違いました。

口に含むと、かすかな塩気があり、味が濃厚なのです。

おぉーーー、同じ枝豆なのにこうも違うものかーーー!?

と感動してしまいました。

確かにこれをスタンダードで食べていれば、よその枝豆は、

?? なんだこれゃ?

って感じになるの、わかる気がします。


同じエダマメにもこんなに味の違いがあるのか、、、と開眼させられた彦兵衛は、


当分、色々なエダマメにチャレンジして、各地のおいしーエダマメを発掘していこうと思ってます。

(本当は今回、上の二種類の他に、三浦半島産の黒豆の枝豆というのがあって、ちょっと食指が動いたのですが、さすがに3種類は多すぎると思い今回は断念しました。さて、次回また売ってるかなぁ、、)


参考:

山形県鶴岡だだちゃ豆
http://www.tsuruokakanko.com/ca05/dadacha.html


新潟茶豆
http://www.info-niigata.or.jp/~hge03447/mame/tyamame.html









2010年8月15日日曜日

最近買った便利グッズ




前回の買い物つながりで、最近買った便利グッズを自分のメモも兼ねて載せておきます。

便利グッズといえば、NHKで毎朝放送されている

まちかど情報室

の中で紹介される品々は

"へぇ~、そんなのあるんだぁ~"

と毎回感心してみているのですが、私の紹介するものは自分にとっての便利グッズです。


そのテープカッター




これは百円ショップで購入したものです。

ふつう段ボール箱などをガムテープでとめるときは、

ガムテープを手でちぎる(→切り口が汚くなる)か、ハサミなどで切ると思います。

しかしこのテープカッターを使うと、ビビーーッと伸ばしたまま片手でズバッとテープを切れてしまうのです。





このテープカッターをつけていれば、ガムテープの初めの部分を探す必要もなく、

ハサミやカッターをわざわざ用意する必要もなく、また切り口も片手できれいに切れるのでとても便利、

まさに攻防一体型の便利グッズなのであります。

荷物を梱包する機会が多い方は、是非使ってみてください。


あと余談ですが荷物の発送に関して、

現在一番安い発送方法はおそらく、

はこBOON
https://www.takuhai.jp/hacoboon/init

でしょう。

これは今時に珍しく重量制なので、カサが大きいけど軽いものに関してはこれで送ると断然お得です。

発送は、ファミマからです。(実際に運んでいるのはクロネコヤマトのようです)


次に安いのが、ゆうパックでしょうか。

ゆうパックに関して意外に知られていないのが、一年以内に送った送り状があれば、同じあて先に関しては50円割引になるサービスです。

http://www.post.japanpost.jp/service/you_pack/advantage/toku.html


従って、荷物を郵便局まで持ちこんで前回と同じ所に送るのであれば、料金表より150円安くなります。

さらに安くしたい場合は、ヤフオクで送料無料の10%オフの切手を買って支払う方法です。

http://auctions.search.yahoo.co.jp/search?tab_ex=commerce&ei=euc-jp&fr=auc-prop&rkf=1&p=%C9%E1%C4%CC%C0%DA%BC%EA+80%B1%DF&auccat=2084005732

これらをうまく合わせると、ゆうパックはかなり安くなります。


そのヘッドライト

富士山に登った事は前に書きましたが、そのとき持って行ったライトは、

ヘッドライトではなく手でもつ小型ライトでした。

富士山頂上についたのは、1630頃。

山小屋の予約などはまったくしていなかったので、山頂にある二軒の山小屋に飛び込みで泊まろうと思っていたのですが、時期が早かったためか二軒とも泊まれず

仕方なく、同じ登山道を下山しながら上から順に山小屋に当たってみる事にしました。

運良く、一番最初の8.5合目の山小屋にキャンセルが出ていたので泊まることが出来ました。

ということは、翌日、御来光を見るためには、夜道を歩いて再び頂上を目指さなければなりません。

私は手持ちタイプのライトで十分かと思っていましたが、実際は両手にストックを持っていたので、役に立ちませんでした。

やはりヘッドライトタイプでないと、、、と思い、これからのことも考えて購入しました。

現在ヘッドライトは単四電池タイプの物が主流ですが、単四電池というのはあまり汎用性が無いので、

私は単三タイプのヘッドライトを探していました。

そして見つけたのがコレ↓





ジェントスリゲル ヘッドライト
品番 GTR-731H



単三電池一本なのにとてつもなく明るく、また軽くて、ヘッドの角度もカクカクと変更出来てとても使い安い。

お値段も1000円程度でアマゾンで購入できました(送料無料)↓

GENTOS(ジェントス) ジェントスリゲルヘッドライト 【明るさ26.6ルーメン/実用点灯10時間】 GTR-731H


私は電池は単三の充電池を使っているので、

エネループ

カメラも携帯ラジオも、家の時計も、リモコンもすべてこの充電式単三電池でまかなえています。

ヘッドライトも単三式が買えてよかったです。


でも実は、富士山の夜間登山においてヘッドライトは必ずしも必要ではないのです!?

8.5合目の山小屋を早朝2時頃出ると、登山道は光の流れと化していました。




下から続々と、ヘッドライトをつけた登山者がわんさか、わんさかのぼってくるのです。

という訳で、他の方々の明かりで十分明るいので、一人ぐらいヘッドライトをもってなくともなんともないのであります。




この光景、もしかしたら下からも見れるのではないかと思ったのですが、

案の定、画像検索で調べてみるとありました↓

http://d.hatena.ne.jp/koike51/20090816/1250414472

やっぱ見えてるんですね。



そのヒートシート

以前、サバイバルグッズとして
ヒートシートを紹介しましたが、

さっそく買ってしまいました。

実は富士山頂で御来光を待っている間、死ぬほど寒かったのです

この時の私の装備は、保温性の上下の下着に、フリース二枚、上下ゴアテックス性のジャケット、頭には毛糸の帽子までかぶっていましたが、

気温は零下、風速は20メートルぐらいあったので、じっとしていると体温がどんどん奪われていくのです。

たまに富士登山で人が死ぬことがありますが、この時は正直、それゃ死ぬわな、、、と心底思いました。


このとき、一部の登山者が銀色のシートをかぶってじっと御来光が出る待っている姿が目にとまりました。

あぁー、やっぱヒートシート登山前に買っておくべきだったなぁー

と思ったのでありました。


というわけで購入したのがコレ↓



ヒートシートは様々な価格帯の物がありますが、安いものは何回か使っただけでアルミがボロボロになってしまうとの事。私は繰り返し使えるタイプを買いました。

定価は4000円程ですが、

近くの好日山荘というアウトドアグッズのお店で、10%オフになっていたものに、会員に支給される500円引きのクーポンをつけ、

さらに好日山荘の株主優待券


http://kojitu.co.jp/ir/stock_info_and_custom.html#making

を足して買ったので、かなり安く購入できました。

株主優待券は、株をもっていなくとも、ヤフオクなどでも販売されているので、購入の予定がある方はそれらを入手すると好日山荘のグッズがかなり安く買えます。


このヒートシート、せっかく買ったのですが、まだ暑さ厳しい8月にあって未だ使っていません。

はやく寒い環境の中で使ってみたいものです。


富士山頂で御来光を待つ人たち↓







富士山頂よりの御来光




おしまい

2010年8月14日土曜日

~朋(とも)~ 鎌倉の面白いお店に行ってきた



先週の土曜、知人に教えられて鎌倉にあるちょっと面白いお店に行ってきました。







店の名前は"朋(とも)"といいます。場所は鎌倉駅西口から歩いて5分ほど、
ココです。


市役所の方から歩いてくると、無農薬野菜の緑の幟がはためいていて、すぐにわかります。




こじんまりとしたお店ですが、いろんなものを売ってます。


まず目についたのが、地元でとれたフレッシュな野菜たち




値段はこんな感じ↓





最近、輸送費が掛からないというエコな視点からも地産地消が注目されていますが、

地元で取れた新鮮な野菜を手ごろな値段で買えるっていいですよね。


店先には、所狭しと色々なものがおかれていたのですが、





次に目についたのが足元にあった蚊取り線香を焚く陶器





ふつう蚊取り線香はメーカーが出している味気ない缶の容器で焚くと思いますが、

こういう陶器に入れて焚くのもまたオシャレでいいなぁと思いました。

あるだけでなんとなく涼しげな感じがします。


端っこの方には、古本やリサイクル品もありました。






地元の人たちがこういう所を通じて、自分達の使わなくなった物を再利用できるというのはとてもいいアイデアだと思いました。


さて、階段をのぼって店の中に足を踏み入れると、エスニックな商品の数々に圧倒されました。





まず目が行ったのは、ネパールのカレー





インドカレー命の私は、心をググッとつかまれていくのを感じました。

うむむ、このセットでスパイシーカレーを作ってみたい、、、


このカレーの向こうにはドライフルーツが↓





よくスーパーなどで売っているドライフルーツは、化学物質を使って漂白してあったり、"黄3号"などといった訳のわからない着色を施してあったりするのですが、

ここで売られているのはすべて"無漂白、無着色"のドライフルーツたち。

フィリピンやイラン原産のヘルシーで安全なマンゴーやイチジク、ナツメヤシなどが並べられていました。

そしてまた、試食できるのがウレシイ!

私はもちろん全種類食しました。

( ^_^)b

ナツメヤシというのを初めて食べたのですが、ケッコウいけますね。



他にも店の中には色々なものが置いてあったのですが、















私の目に留まったのがこちら↓




江ノ電の絵が描かれたお皿。

まるっこい江ノ電の絵柄がなんとも愛らしい。

手づくりなので、一枚、一枚絵柄も、更のカタチも微妙に違うのです。


これ江ノ電好き、電車マニアの方々にはたまんないんじゃないか、、

などと思いつつ、一枚、一枚手にとって見入ってしまいました。

店員さんによると、このお皿、なんと鎌倉ではココでしか売って無いのだとか。確かに他では見た事無いです。

鎌倉のお土産としてはナカナカの一品だと思うのですが。。。


他に陶器としては、ネパールのお皿





備前焼↓ などもありました。





そういえば備前焼といえば、兄が最近備前焼の醤油さしを買ったそうなのですが、そのあまりの使いやすさに超感動していました。

五郎辺衛窯の醤油さし
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/gorobee.net/g/a-77/index.shtml


それほど凄いというなら、一度手にとって使わせて貰いたいなぁと思いました。


お店の話しに戻って、陶器としては他に、わたし好みの青系の食器などもありました。



これなどコーヒーを入れて飲んだらオイシソウです。


下のブルーの皿もかなり心惹かれました。





コーヒーといえば、こちらのお店、フェアトレードのコーヒー紅茶なども置いてあるのです。なんでもありです。凄すぎる!





他に目についた物というと、下のカエルくん↓





ネコやカエルの積み木↓





この和紙で出来た手づくりのランチョンマットはとてもキレイでした↓






ヨモギ湯なんてのもありました↓





お店の奥には、冷蔵庫がおいてあり、





味噌なども売っているのです。





こちらのお味噌も試食が出来るので、1年物と3年物の二種類を味見させてもらいました。

余計なものが一切入っていないためか、大豆の風味が良く出ている素朴な味わいでした。


ちょうど味噌を買おうと思っていたところだったので、3年物をひとつ買ってしまいました。

翌日この味噌でさっそく味噌汁を作ってみたのですが、今までにない深い味わいの味噌汁となり大満足でした。


この味噌は、"おにの家"という、障害者とふつうの人がともに働いている会社で作られたものだそうです。








植物や食品に音楽を聞かせるとおいしいものが出来るといいますが、

この味噌のおいしさは、この会社のもっている雰囲気、思いやりややさしさなどからきているのかな、、などと感じました。

特に発酵というのは生き物が関わっているので、それを作る人の想いの影響を少なからず受けると思います。

ハッキリ言って、この味噌、スーパーなどで売られている市販の物とは味が全然違いました。

次回は、一年物を買おうかなと思っています。


結局このお店、私は見るだけのつもりで来たのですが、

上の3年物の味噌の他に、コレを買いました↓





江ノ電の皿(450円)と陶器の箸置き(110円)です。

さっそく帰った日の夜は、この箸置きに箸を置いて、江ノ電の皿にはエダマメをもって夕飯を頂きました。


こういう面白いお店が知られずにいるというのは、とてももったいないことだなぁと思いました。

まあ少なくとも、私の身の回りで鎌倉に行く機会がある人たちがいたら、是非紹介してあげようと思っています。


おしまい






参考:

朋HP
http://www.f2.dion.ne.jp/~mainet/

TOMO市場:
http://www.tomoichiba.jp/