2010年4月7日水曜日

下関陶器の旅 ≪その6≫ ~萩の陶器巡り~



こちらは秋芳洞から萩に来る途中にバスの中から見えたネコバス





今から思うと、この先のことを暗示しているようでありました。


東萩駅の観光案内所で紹介して頂いた旅館がこちら↓




小田旅館。素泊まり3500円、二食付きで6000円で紹介しますよとのことでした。

案内所のおばさんによると、食事がおいしいと言う事なので、それなら夕食付きで4800円で無理でしょうか~?

と言ってみたところ、ちょっと笑われてしましいましたが、電話をして頂いてその値段でOKとのこと。こちらに決めました。




駅から歩いて15分ほど。

到着すると、80代かと思われる飄々としたおばあさんに出迎えられました。どうやらこのおばあさん1人で切り盛りしている模様です。

玄関に上がると、ネコが寄ってきました。現在4匹飼っているとの事。すべてもと捨て猫で、かわいそうだから拾ってきて飼っているのだそうです。


部屋に案内されると、ネコも一緒に入ってきました。ニャーゴ↓





荷物を置いてちょっと一服と思っていたところに、またまた別の一匹が、、、







ワッシは結構動物には好かれるようで、すぐに足にスリスリされてしまいました。。。

旅館でネコが部屋まで来るって、なんだか凄いとこ、まるで猫屋敷です。


で風呂に入って、本日の夕食がこちら↓





観光案内所で、

ワッシは肉は食べんけんねぇ~、

といっておいたので、ちゃんとすべて魚にして頂きました。

他のお客さんのお膳を見ると、鯛の代わりに固形燃料のコンロで焼く肉が付いていました。

ちゃんと前もっていっといてよかった!

海の幸尽くしのおいしい食事を頂き、その日はぐっすり眠りました。。。



翌日はあいにくの雨。

旅館で無料の自転車が借りられるとの事なので借りましたが、後ろブレーキがまったく効かないママチャリです。

タダほどもの高いものはない

という言葉が脳裏に浮かんできましたが、まぁええか、と小雨がぱらつく中、傘を片手に萩城跡へ出発。






























ここは、面白い事に自転車に乗ったまま、城跡内をまわることが出来ました。


ひと通り敷地内を見て回り、海側に出ました。










これは日本海です。昨晩食べた海の幸も、この海から取れたんだろうなぁ~などと思いました。














海側をまわってまた城の表に戻ってきました。






















ここから同じ券でまわれる毛利家の旧宅を見に行きました。




ここはあの有名な三本の矢の教えを説いたところだそうです。





城跡やこの邸宅の周りなど、さすが萩とでも言うべきか、陶器を扱うお店がたくさんあり、逐一見て回りました。


ひと通りすべてのお店を見て回った後、町の反対側にある、東光寺というお寺を見に行きました↓






こちらのお寺は、なんと黄檗宗です。

黄檗宗というと、禅宗で有りながら後期密教の影響を受けていることと、野菜の名前の元となった隠元さんで有名です。

私は京都の宇治にある、総本山の万福寺のような幾分かのアヤシサを期待しましたが、至ってふつうの正統なお寺でありました。

















敷地の奥に、毛利家のお墓がある↓








お寺を見終わってたところでも、雨はふったりやんだり。

このお寺の周辺だけでも、4件の陶器屋さんがあり、すべてチェック。


この湯のみを買ったのは、




東光寺にくる途中にあった陶器屋さんでした。東光寺を見る前に覗き、帰りにまた寄って買ったという訳です。


自転車のおかげで、だいたい半日で市内を見て回れました。陶器屋さんはおおよそ20軒はまわり、萩焼の知識もだいぶたまりました。

時間に余裕があったので、昼を食べないで、いよいよ萩焼の新鋭の作家、山根清玩さんの窯に行く事にしました。


つづく、、、



参考:



ウィキペディア:
黄檗宗 東光寺



ウィキペディア:
萩城




萩市内地図:
http://www.hagishi.com/event/walking/walkmap.pdf

萩観光協会
http://www.hagishi.com/





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