2009年9月30日水曜日

ONの時代



先日、NHKスペシャルで二回にわたって「ONの時代」というのをやっていました。






私は王さんや長嶋さんが現役の野球選手として活躍していたのを見ていた世代ではありませんが、






その後監督になられてから活躍は知っています。


日本シリーズでのON対決






このNHKスペシャルの二回シリーズでは、彼らが現役であった頃と、監督になってからの二回にわけて放送されましたが、

お二方とも人間的にとても魅力のある人たちだなぁと強く感じました。

私は知らなかったのですが、お二方とも、栄光だけでなく、そうとうの挫折を味わっていたということでした。












私たちがテレビで見てスーパースターのように思っている人たちも、

その影では人知れず苦しみ、また人の見ていない所でものすごい努力をしているものなのだなぁと思いました。


王さんも、長嶋さんも、日本の高度成長期に国民に夢と希望を与え、生きる元気を与えたスーパーヒーローであった事は間違いないと思いますが、
そんな二人が晩年そろって病に倒れた事は、何かを象徴しているように感じます。

王さんは胃がんになり、長嶋さんは脳梗塞で倒れ、今でも右半身が不自由です。



これは王さんの入院中、長嶋さんが贈ったという写真。
現役のころのバッターボックスに立つ王さんを長嶋さんが見守っている




お二方とも晩年になっても運動をして体調を管理されていたこと思われるので、大事なのは食習慣だったのだろうかと思います。。


現在の日本人の死因の第一位はガンで約3割、

二位と三位は心疾患と脳疾患ともに血管が詰まったり破裂したりする疾患であわせて2割5分ぐらいになります。

ということは、まわりのひとたちと同じような食生活を続けていたら、半数以上の人は間違いなく上の三つのどれかになるということになります。


集団同調性バイアスで説明したように、みんなと同じ事をやっているとなんとなく安心ですが、

そのみんなで乗っているエスカレーターの先に待っているのは、ガンや脳梗塞、心筋梗塞などです。


食に関する情報も、視力に関する事と同じで、

ちゃんと自分で情報を集め、理性を働かせて、何を食べるべきか、食べないべきか一度点検し直す事が大切だと私は考えています。

私の今のところの結論は、乳製品、肉、砂糖を控え、野菜、大豆、果物を多くたべるようにするという方向だと思います。

食事は毎日の事なので、その積み重ねの結果は測り知れません。私達が想像している以上に大きな違いをもたらすと思います。

ガンや脳梗塞、心筋梗塞などは、それが病として顕現してからだと、手術も含め、リハビリのことなども考えると、その費用やその後の回復に至るための労力は測り知れません。


長嶋さんは、現役時代、自分が猛練習をしてファンの期待にこたえようとしていたことを絶対に取材させなかったといっていました。

しかし現在、脳梗塞後のリハビリの様子は積極的に取材させているそうです。

トレーニングによってここまで回復するんだということを、多くの人に知らせたいからだそうです。














病に闘っている姿というのは心を打つものがあります。

しかし本当は病になってから戦うのではなく、病になる前に処置するというのがもっとも効率のいい戦い方なのです。

そのためには、正しい情報を集め、毎日の生活食や運動の習慣を改善することだとおもいます。

そうするだけで、これらの疾患になる確率を格段に減らす事が出来るのです。

王さんや長嶋さんのようなヒーローが身を持って示してくれていることを、私達はちゃんと汲み取らなければならないと思います。



最後にお二方がバッターボックスに立って構えている様子が画面に映し出されていましたが、

やはり往年のスターだけあって、スゴイ迫力がありました。

特に王さんの一本足でビシッと立っている様子は、若かりし頃の鍛錬の凄まじさが画面を通して伝わってくるように感じました。







最後、番組はグランドを歩きながら歓談しているONの姿で終わったのですが、そのお二方の笑顔がとても輝いていました。





おしまい






参考:

NHKスペシャル「ONの時代」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090927.html
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090920.html


☆ 食に関して参考になる本 ☆

~ 彦兵衛が推奨する珠玉の7冊 ~


病気にならない生き方 :ミラクル・エンザイムが寿命を決める 新谷弘実 サンマーク出版 2005


健康問答 本当のところはどうなのか? 本音で語る現代の「養生訓」 五木 寛之 帯津 良一 平凡社 2007

ベジタリアンの健康学-ダイエットからエコロジーまで- 蒲原聖可 丸善 1999

マクロビオティック健康法-正食のすすめ-
久司道夫 日貿出版社 1979

エコロジカル・ダイエット―生きのびるための食事法 [Diet For A New America,1987] ジョン・ロビンズ〔著〕 田村源二訳 角川書店 1992

乳がんと牛乳-がん細胞はなぜ消えたのか- [Your life in your hands] ジェイン・プラント著 佐藤章夫訳 径書房 2008

がんに効く生活-克服した医師の自分でできる「統合医療」- [Anticancer] ダヴィド・S.シュレベール著 渡辺昌監訳 山本知子訳 日本放送出版協会 2009



2009年9月29日火曜日

LED電球はいつのまにか普及していた、、、



先日ここで紹介した「英語でニュース 」ですが、過去のニュースを聞いていたらこんなニュースがありました。

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LED電球 普及に明るい展望」

家庭用発光ダイオード(=LED)電球の市場を巡り、電気製品メーカー間の競争が激しくなりつつある。

LED技術を使った電球は、エネルギー効率がよく、次世代照明の本命と見られているためだ。

シャープ株式会社がLED電球市場へ新規参入したため、東芝ライテック株式会社は従来品の半分の価格に抑えた(LEDの)新製品を発売して対抗した。

競争激化によってLED電球の価格低下が加速し、市場が急拡大する可能性がある。

LED電球の寿命は同じ明るさの白熱電球の40倍で、電球形蛍光灯の6~7倍だ。

LED電球は白熱電球よりもエネルギー効率がよいため、維持費が安い

(LED電球に)切り替えた家庭では(電気代の)大幅な節約ができて、購入代を考慮しても、(結果的には)割安になることさえあるだろう。

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LEDといえば、私は自転車のライトに使っていますが、家庭用の電球の代わりにこれほど普及しつつあるということを初めて知りました。

電球や蛍光灯などは、そうそう頻繁に替えるものでもないので、電気屋さんの電球売り場などを見る機会もずっとなかったのですが、

店頭にいくと、LED電球のコーナーが出来ていて、商品がズラッと並んでたりするのでしょうか。

少し時代に取り残された感じがしました。。。


しかし一般の家庭で、電球と蛍光灯とどちらが多いのかといえば、おそらく日本は蛍光灯の方が多いのではないかと思います。

電球型のLEDを出したらな、蛍光灯型(?)のLED電灯も作ってほしいなぁ~。


ネットでLED電球が一般にどのくらい普及しているものなのか検索していたら、

NIKKEIの記事にLED電球についての注意点などをまとめた記事がありました。

製品の中には、リモコンで色調をかえられるものなどもあるそうで、

前にここで取り上げたような赤みがかった光に必要に応じて変えられたらりしたら便利ですね。

興味のある方は是非読んでみてください。今後の電球の交換の際に参考になると思います。


日経トレンディネット:
LED電球は圧倒的にお得!だが購入前の準備を怠るな!



おしまい





参考:
「LED電球 普及に明るい展望」 2009年07月22日(水)のニュース
http://cgi2.nhk.or.jp/e-news/news/index.cgi?ymd=20090812


日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090806/1028112/?P=1

2009年9月28日月曜日

土俵上でのガッツポーズに思う



先日の大相撲千秋楽を見ていましたが、最後の横綱同士の相撲は気合が入っていてとても見ごたえがありました。

さすが横綱という相撲でした。両横綱は、顔つきといい、体つき、体の動き、気迫と他の力士を圧倒しているようにみえます。

何が違うのかよくわかりませんが、ひとことで言うと"イキがいい"といえるでしょうか。

あの二人を見ていると野生のカブトムシが樹の幹で決闘している様子を思い出すのですが、

他の日本人の力士の動きは、デパートや家で飼われている動きの鈍いカブトムシを見ている気分になります。

他の日本人力士に、モンゴル人力士のような光るものが見られないのが残念であります。なんでなのでしょうか。

千秋楽は、朝青龍が二度目の決戦の末、白鳳をたおし優勝を果たしましたが、

土俵の上でまたしてもヤッテしまいました。


ヤフーニュースより




nikkansports.com より



テレビ中継で見ていて、あちゃ~、またやっちまったかぁ~と思いましたが、

やはりニュースでは、「横綱の品格なし」、「横審ら物言い」などの見出しが乱れ飛んでいました。


日本人なら、土俵の上で力士がガッツポーズをとる事に違和感を感じると思います。

それはなぜでしょうか。

一つには、日本的な感覚からいって「美しくない」からといえるでしょう。

相撲も武道の一種ですが、武士道によると、強いものは弱者をいたわるべきであるとしています。

敵に塩を送るの故事があるように、なんでもいいから勝てばいいわけではないし、

また勝っても常に敗者を思いやる気持ちをもつべきであるとしています。

そういう意味で、勝負に勝ってひとりはしゃいでいるのは、謙虚さや敗者に対する思い遣りが感じられず、

日本的な感覚からすると「なんか違うなぁ」と感じるのだと思います。


朝青龍はまた、よく相撲の中で、すでに勝負が決まっているにもかかわらず、

そこからさらに「ばちこ~ん」ともう一撃を入れて、相手を土俵の下に突き落としたりしますが、

ああいう行為も、日本人の美的感覚からすると「品格のなさ」として写ると思います。

その点白鳳は、勝負が決まった時点で、必ずといってもいいほど、

相手が土俵の下に落ちないようにフォローしている姿が見受けら、見ていてとても好感が持てます。


土俵上でのガッツポーズに違和感を感ずるもう一つの理由は、

相撲がもともと神事、神様に献上する神聖な儀式であるからです。

したがって土俵上で行われる相撲は、神様に奉納しているのであって、

そこで相撲に勝った人間が「オレさま」が一番みたいなパフォーマンスをするのは、本来筋違いな行為なのです。

日本人は、心のどこかでそういうことを常に感じているので、土俵上でガッツポーズをとる姿に違和感を感じるのですが、

多くの外国人にとっては、相撲も多くのスポーツのなかの一つなのだから、ガッツポーズの何が悪いのか理解できないだろうと思います。


土曜日に「世界ふしぎ発見」でちょうど四股についてやっていました。

四股は、陰陽師たちが天皇や貴族が外出する際にその道中の無事を願ってやっていた


という儀式の名残なのだそうです。






この返閇(へんぱい)という儀式の中に、兎歩というのがあるそうです。






これは大地を踏みしめて、土地を浄化する意味があるそうです。

そこから四股も、地面を踏み土地を清めるという意味が本来はあるそうです。


私も四股は続けています が、気持ちいいので完全に自分の運動の一環に組み込まれました。

結構芸能人のひとでも四股をしている人がいるようで、

「世界ふしぎ発見」のなかでも、黒柳徹子さんが、貴花田さんに習ったので毎日やっていると言っていました。

久しぶりに「四股」で検索してみると、ダイエット転倒防止健康体操としても広まってきているようです。

極真カラテでも四股を取り入れるようになってきているので、いまや四股はちょっとしたブームといえるかもしれません。


温故知新ということばがあるように、日本の古くからある良いものを見直し、日常生活の中に再び取り入れていく事が、

方向性を見失いつつあるいまの日本にとって大事なことなのではないかと近頃よく思うのです。


それにしても、いまの両横綱が朝青龍=と白鳳=鳳凰というのはとても象徴的だなという気がします。

伊勢白山道さんによると、いままでの時代はで、これからは鳳凰の時代になるのだそうです。

両横綱がモンゴル人であること、龍と鳳凰の名を冠しているというのは何か天意=転移があるのだろうかと考えてみるのも面白いかもしれません。



チベット絨毯 龍鳳凰柄 by スワヤン
( ^_^)b ヨロシク



おしまい



参考:

四股〔百科事典マイペディア〕
http://kotobank.jp/word/%E5%9B%9B%E8%82%A1

相撲〔ウィキペディア〕
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%92%B2

貴乃花親方、四股シコ踏んでダイエット…一般の方にもお薦め
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/serial/health/news/20090819-OHO1T00183.htm

四股踏んで 足腰強く 〔YOMIURI ONLINE 健康と医療〕
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20090903-OYT8T00613.htm

世界ふしぎ発見 第1116回
祇園祭に秘められた日本最強のパワースポット 京都誕生の謎
2009/09/26(土)21:00~

彦兵衛のブログ:
日常の動作を見直す~四股の姿勢~


2009年9月27日日曜日

キャピタリズム:マイケル・ムーア最新作


マイケル・ムーア監督の最新作

『キャピタリズム:マネーは踊る』


がナカナカ好評のようです。




今回のテーマは、一年前に起こった金融危機についてだそうですが、どのような映画になったのか楽しみです。


あるネットの記事によると、ヴェネチアの映画祭で、、、




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先日開催された第66回ヴェネチア国際映画祭では、

ドキュメンタリー作品としては初の快挙となるコンペ部門に出品され、ワールドプレミアとして世界で初めて上映され

10分間のスタンディングオベーションを受けるなど絶賛された本作は、この冬最強の話題作となること間違いなしだ。

http://www.cinemaonline.jp/news/9850.html


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10分間のスタンディングオベーションというのはスゴイですね。


先日サンデーモーニングの中でも一部映像が紹介されていました。




あいかわらず、吠えているようですね(笑)。




私は彼の映画

ボウリング・フォー・コロンバイン

を見て以来、コメディータッチでありながら、鋭い視点で本質に迫る手法に感銘し、

テレビシーズをはじめ、マイケル・ムーアの作品はすべて見てきました。


かつて日本の映画「ゴジラ」の監督が、

メッセージはエンターテイメントの中でしか人に伝わらない


と言っていましたが、

(ゴジラは環境問題がその主要テーマであります)

マイケル・ムーアは、まさにこの王道をいっている気がします。

風貌も態度も一見ふざけた感じでいながら、映画全体の中で提示される彼のメッセージは極めて鋭く、

常にアメリカだけにとどまならい普遍的な問題を提起しているように感じます。




今回はアメリカの資本主義の在り方に対してどのように切り込んでいくのか、とても楽しみであります。

日本での公開は来年の一月になるそうです。お正月映画ということですね。

私は絶対映画館に観に行きます。


楽しみだなぁ~♪♪



おしまい






参考:

マイケル・ムーアの映画関連記事
http://www.cinemaonline.jp/news/9850.html

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090917/fnc0909170920009-n1.htm

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000004-cine-movi


マイケル・ムーア公式HP
http://www.michaelmoore.com/

キャピタリズム予告動画〔English〕↓






2009年9月26日土曜日

エーリアンを激写、、、か?






ハロー

朝、庭に出て庭木を見渡していると、頭の中にカタカナ語が響いてきました。

ナ、ナンダナンダ!?

と思ってしのはキョロキョロしていると、サンショウの葉っぱに何やらとまっています。

妖精? エーリアン?




よくよく見てみると、サンショウの種がはじけて、何かの顔に見えているだけのようでした。

しかしうまいことできてるなぁ~。

向こうもこちらの様子をうかがっているようであります。


他の枝をみると、やはり同じような実をつけていました。








このサンショウの木、近年よく実をつけるので、庭の至る所にサンショウの幼木が育っています。



そのうち、庭じゅうサンショウの木だらけになって、

いっせいにあの異星人のような実をつけたら面白いなぁ~などと思ったのでありました。



おしまい



参考:

しのはきょろきょろ(小学生の時よんで面白かった本)