2009年5月31日日曜日

元気が出る、出る!


私は、日曜日はいつも、



カァーーツ!」や「あっぱれ!


のコーナーが楽しみでサンデーモーニングを録画して見ているのですが、

エンディングでかかる曲がいいなぁといつも思っていました。


本日調べてみたところ、

エンヤ(Enya)のオンリー・タイム(Only Time)

という曲なんですね。動画があったので貼り付けておきます↓





何回か前に
ユーモアや笑いについて書きました。

そこで、私は精神的な教えにユーモアや笑いがあるかどうかを一つの指標にしていると書きましたが、

考えてみると、「
一華開五葉 ≪その弐≫ 」のところで触れた真言宗のマンダラも笑いに満ちていました。

金剛界の
諸尊の名称 を見てもらうとわかるように、中心の正方形の中に、笑、嬉、歌、舞などの字が見られますが、

これらはすべて菩薩の名前で、悟りの世界が喜びや笑いに満ち満ちていることを示しています。


また我が国の神話である古事記を見てみても、

スサノオの狼藉に岩戸の中に引き籠もってしまったアマテラスオホミカミは、八百万の神の笑いと、によって岩戸から出てきます


前にユーモアについてのところで、エドガー・ケイシーの言葉

喜びが我々の高次の自我を目覚めさせる。そして高次の自我が目覚める時、我々は自由であるのだ。

を引用しましたが、日本の神話も、笑いによって神性が顔を出すと考えるとたいへん附合するように思います。

またを見て最終的にアマテラスが出てくるというのも象徴的のように思います。

空っぽ 〔Emptiness〕 ‐ 其の参 ‐ で、「考えることと反射」について書き、

鏡というのが真実の世界に帰って行く時のツールになるのではないかということを書きましたが、

古事記を見るとまさにそうなっているなぁと感じます。


私は世界中の精神的な教えを「笑い」という視点でみたら結構面白いのではないかと常々思っているのですが、

ホンモノの教えにはちゃんと笑い・ユーモアがあるように思います。


さてこの関連で、

昨日久しぶりにスピリチュアル・カウンセラー江原さんが出てくる


「オーラの泉」


を見たのですが、

この回は、いままでと趣向が異なり、スペシャルゲストとして教育学者の斎藤孝さんを招いての






ヒーローに学ぶ元気力の秘訣」というのをやっていました。

この斎藤孝さんという方は、体から入っていこうとするユニークな教育学を提唱されている方で、

私は好きで彼の著作も何冊か読んだことがあるのですが、

今回の番組はスピリチュアル・カウンセラー江原さんとの異色の組み合わせという事もあり、なかなかおもしろかったです。

ということで、どういう話が交わされたのか、ここで詳細に取り上げたいと思います。




まず斎藤さん、ヒーローというのは、少年みたいなところがあって、





人を元気にするひというのは、みな少年のようなところがあるのだそうで、

そういうひとは、自分の好きなことにワーッとエネルギーをつぎ込んでしまえるのだそうです。




だから私たちも元気になりたかったら、





好きなことにエネルギーを集中させること、が秘訣のようです。


斎藤孝さんは、学生を相手に教えることが好きなことだそうで、




自分が好きなことに打ちこめていることに感謝したいですね、と述べられていました。


さらに、自分の好きなことがあったら、それにエネルギーを注ぎ込むとともに、




それを人と分かち合うようにすることが大事なのだそうです。




自分が情熱をもっていることを人に教えることで、更に大きなエネルギーとなるのだそうです。

情熱は伝染するという言い方をされていました。

斎藤孝さんは、まず好きなものを見つけるために「偏愛マップ」なるものをつくることをすすめていました。




自分の好きなものをとにかく、思いつくまま書き出してみるというのだそうです。

(実際書き出してみるだけで、結構楽しくなります。)




好きなものがたくさんある人というのは、喜びの源泉がたくさんあるので、すぐに元気になれるのだそうです。

臨床心理学者の河合隼雄さんも、心の水脈を掘り当てるというような言い方をされていました。

とにかく好きなことを見つけるというのは、心がわくわくすることなので、エネルギーがたくさん湧いてきて、人が元気になる方法だと河合さんも述べられていました。

逆に好きなことが少ないと、家を支える柱が少ないのと同じで、一つがだめになっただけで、ガタガタっとなりやすいのだそうです。


さて番組では、道行く人に、三分間でどれだけ好きなことがあるかをかいてもらったのですが、、、




なんと、女性は男性の二倍ほどもかけたそうです。斎藤さんは、どうりで女性が元気なんですねと納得されていました。


ここで斎藤さんも好きなことをもつ効用について述べられていました。




心がうきうきするので、




自分の世界が豊かになるのだそうです。




好きなものについて話しをした相手というのは、単なる「知り合い」から「お友達」になるのだそうです。

ということは、好きなことがたくさんあれば、

それだけたくさん枝葉をもっているということだから、友達もたくさん出来やすいといっていました。




自分の好きなものをたくさんみつけることで、交友範囲が広がる、、、これも元気力の秘訣だそうです。

斎藤さんは、このように人に自分の考えを伝えられることに幸せを感じるのだそうです。




それをうけて、三輪さんが、話すことというのはエネルギーが回りだすことなのよね、とおっしゃられました。




ここで、江原さんが若い人の「プチうつ」について話されました。






ケータイやコンピューターが発達して、会話をしなくなったことで、エネルギーが回らなくなって「プチうつ」になっているのではないか、

だから人と話すだけで、そうとうの人が「プチうつ」から抜けられるのではないかとおっしゃっていました。


ここで斎藤さんが、上機嫌でいられるためにはどうしたらいいか、自らが開発したテクニックについてお話しをされました。






まずいいと言っていたのは、イチロー選手がバッターボックスに入る前に良くやっている仕草、




肩入れなんかいいですね~とおっしゃっていました。



斎藤さんは小さいころから四股踏みをされていたそうで、ああいう姿勢が力を出すときの基本となるのだそうです。

少し話がそれますが、この四股というのは武術においては、基本であるとともに秘伝でもあるようです。

大東流合氣柔術の本を読むと、合氣を掴むためには四股を一日に何百回、何千回とすることだそうですが、その肝心の四股のやり方すら教えてくれないのだそうです。

参考:

『透明な力 不世出の武術家 佐川幸義』木村達雄 講談社 1995



『合気修得への道-佐川幸義先生に就いた二十年-』木村達雄 合気ニュース 2005


『孤塁の名人-合気を極めた男・佐川幸義-』 津本陽 文芸春秋 2008

しかし、あのスクワットをするような中腰の姿勢というのは中国拳法でもある姿勢なので、

何か真の力を出す秘訣があそこに秘められているような気がします。


さて話がそれてしまいましたが、 斎藤孝氏はさらにつづけて、

体をゆすり、いやなものを吐き出して、「なにもかもどうでもいいや」と言うと、体が空っぽの状態になって、いいのだそうです。







このようにして、体をカラっぽにする、体を本来の「カラだ」の状態にすると、ものごとにスッとはいっていけるのだそうです。


他に体を緩める方法として、 笑いをあげていました。そういえば斎藤さんはいつもニコニコして、楽しそうでいいですよね。




ここで江原さん、笑いの効用を説明してくれました。




まずは、ちゃんとお腹からガハハと笑うことだそうです。

そういえば、本当にお腹から笑うと、腹筋が痛くなってもうやめてよ、って感じになってしまいますよね。

あれを応用して腹筋を鍛えられれば、最高なのにって思います。







さすが江原さん、笑うことの大切さを述べられています。

鏡をみて、とにかく笑ってみるのを習慣にするのもいいかもしれません。


またここで斎藤さんは、笑いの他に、拍手をすることでその場が明るくなるのだとおっしゃられていました。




江原さんは深くうなずかれて、拍手の音というのは、

音霊によるお祓い


なのだとおっしゃっていました。






斎藤さんによると、手を叩いていると、体がリラックスしてくるのだそうです。

そういえば前に何かの番組で、人は楽しくなると自然に手を叩いているのだそうで、

そうすることでますます気分が高揚するそうです。

ということは楽しい時は、意識的に手を叩くようにするといいのかもしれません。


ここで斎藤さんと、国分太一くんがハイタッチ!





こうして学生にハイタッチをさせてから、ディスカッションをさせると、内容が濃くなるのだそうです。面白いですね。


また体が硬くなっていると元気が出ないのだそうです。





だから、体を動かして、ほぐしてやると、元気がでてくるそうです。


また、前向きな言葉を発することで、自分が元気になるといっていました。


これは逆もまた真実で、なるべくマイナスの言葉を口にしないように気をつけたいですね。

周りにもそのマイナスのエネルギーを拡散させてしまいますから。




また、前向きな言葉を文字にして書くのもいいと言っておられました。




さっきも出てきた、「上機嫌」と書かれたTシャツを着ると、斎藤さんはつねに上機嫌でいられるそうです。





でもこれを着て、本人が超不機嫌でいても、周りで見ている人は結構楽しいかも、、、。

他に斎藤さんは「渾身」というTシャツを作ったそうです。




ここで三輪さん、目につくところに、めでたい字を置くようにするといいのよ、とアドバイス。





確かに、

祭り


って大きく書いてあると、おおー祭りだぁーって実感できますよね。




確かに、祭りの代わりに「」になんて書いてあったらいやですよね。

だからポジティヴな文字を目につくところに置くようにすると良いとのことでした。





今回語られなかで、毎日の生活の中に生かせそうなことがたくさんありました。

その中のいくつかでも、自分の習慣としてみようかなぁ、と思いました。



おしまい。




参考:

オーラの泉
http://www.tv-asahi.co.jp/aura/



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