2009年1月28日水曜日

Hyper-building:上には上が、、、

先日、超高層ビルについて書きましたが、上には上があるもので超々高層ビル(Hyper-building)と呼ばれる更に高い建築の構想があるそうです。

1.6キロ(1マイル)ぐらいの構想はいくつかあるようなのですが、それを越えるものは今のところ日本の建築会社のものだけのようです。

まずは、上に挙げたのが、清水建設のTRY2004


高さは2004m、ピラミッドを底面で二つあわせたようなものを一ユニットとして積み上げていくそうです。


またシャフト内は、交通やライフラインのために使われるそうです。

その更に上を行くのが大成建設のX-SEED 4000↓。



高さ4000mで富士山を超えてます。


こんなのができたら人間の生活とかどうなっちゃうんでしょうかね。ベランダに出て、さあ布団干しましょ、という訳にはいかないでしょうね。



ビルとしてはおそらくここら辺が一番高いものかもしませんが、人間の構築物というものでいうなら、遥かにスケールのデカイのが軌道エレベーターです。



地上3.6万キロ上空までエレベーターでつながっているというから気が遠くなりそうです。しかしこの起動エレベーター、上に挙げたハイパービルディングよりは実現が近いかもしれません。

実際、日本 宇宙エレベーター協会 みたいなものまであるようですし、いちいちロケットをあげるコストを考えたら、こちらの方がリーズナブルかもしれません。

しかしこんなの造ったら地球の自転とかに影響しないのでしょうか。厳密にいうなら、ロケットを発射させたら、作用と反作用の関係で地球の軌道も僅かに変わっている筈です。

それを常時こんなものをくっつけたまま地球がぐるぐる回っていたら、自転が遅くなって、季節の巡り方とかも遅くなって、今の環境問題とかをはるかに凌ぐ問題になっちゃうんではないかな、と思います。

昔読んだ日本のSFで都市が高層化して「駅弁売り」ならぬ「エレ弁売り」なるものが出てくる小説があったのですが、そんな職業が出てくるのも決して夢物語ではなくなるかもしれませんね。



参考:
X-Seed 4000(ウィキペディア百科事典)
http://ja.wikipedia.org/wiki/X-Seed_4000

清水建設TRY2004(動画
http://jp.youtube.com/watch?v=wRsp6DhxLDU

JSEA 日本 宇宙エレベーター協会
http://www.jsea.jp/

2009年1月26日月曜日

空中楼閣


これはCGではありません。実際にドバイで作られているブルジュ・ドバイ(Bruj Dubai)という高層ビルをヘリから撮った写真です。高さ800mで現在世界一位、今年2009年に完成するそうです。


まるで未来都市のようです。


下から見るとてっぺんが霞んでよく見えない。恐ろしい高さです。どことなく旧約聖書に出てくるバベルの塔を思い起こさせます。

実は、いつも聞いているNHKラジオ英会話、本日は英語ニュースの聞き取りだったのですが、そのなかでドバイで建築中の高層ビルの話題があったのです。
上に挙げた高層ビルは800mですが、実は高さが1000mのナキール・タワー(Nakheel Tower)というものが建築中だというのです。

番組を聞き終わって、早速検索してみると、写真が出ていました。


この写真では実感がわきませんが、800mのビルであれほどの迫力なのだから実際に出来たら相当なものでしょう

10年後に完成予定だそうでしたが、この金融危機のために建築は凍結してしまっているそうです

このナキール・タワー関連で上に挙げた竣工間近のブルジュ・ドバイなるものも知り、写真を見て度肝を抜かれた次第です。しかしサウジにはこれらを凌ぐ、高さ1.6kmのビルを建築中というから驚きです。(写真はありませんでした)

これらの写真を紹介しているサイトを色々見ていたら、中東の様々な近未来的な建築物の画像があったので、ついでに載せておきます。


ドバイに2009年完成予定の 超巨大な噴水。ビルの高さほどもある。



ドバイに建築予定のオペラハウスだそうです。



そんでもって、海中のビルだそうです。いつできるんでしょうか、、、。

参考:
サウジに1.6kmのタワー!?
http://www.gizmodo.jp/2008/04/16km.html
巨大噴水:

2009年1月20日火曜日

オバマ新大統領!




年末から年始にかけて、この本を読んでいました。500ページを越える分量でありましたが、下手な小説よりも面白くどんどん読めました

内容は、オバマ氏の幼少期から彼がハーバードのロースクールに行く前までの自伝で、彼のルーツであるケニア人の父や祖父、その一族などについての話しも盛り込まれていました。

よく報道などで初の黒人大統領という言われ方がされますが、母親は白人なので正確にはハーフですよね。なんか簡単に「黒人」と表現されると私は違和感を感じてしまいます

初のアフリカ系アメリカ人大統領と言うならいいんですが。本にもオバマ氏自身、自分はまったくの黒人でもなく、また白人でもないので、自らのアイデンティティをどこに求めるのか常に悩んでいたことを告白しています。

また私は知らなかったのですが、彼は幼少期をインドネシアで過ごしているんですね。ケニア人の父親は国に帰ってしまい、離婚した母親はインドネシア人と再婚したため、数年間をインドネシアで過ごしたそうです

この異国での体験、とくにアメリカとは全く異なる文化、それもインドネシアのような発展途上国の農村地域で過ごした体験は彼の人間形成にとても大きく作用したのではないかと推察されます。環境を大事にしたり、物質的な豊かさだけが真の幸せにつながらないというようなことも、もしかしたらここで学んだのかもしれません。

またオバマ氏の父親(こちらもオバマ氏)もやはりかなり優秀な方だったそうです。奨学金を得てハワイの大学で学んだあと、ハーバードで博士号をとったそうです

しかし晩年はあまり国で重用されず、酒におぼれたりして、最終的にはそれが原因の交通事故で亡くなったそうです。しかしどんな不遇な状況にあっても、まわりに「オバマ博士」と呼ばせていたことなどは少し笑えました。かなり自意識が強かったのでしょう。その点は今のオバマ氏とは違う点ですかね。

また父親も弁舌が相当巧みだったそうです。彼が話をすると、まわりのみんなが魅了されたといいます。オバマ氏は父親と会ったのは一回きりそれも一週間ほどで、ほとんどは母親やその祖父母に育てられています。このことを考えると、

「やはり血か、、、」

と思わざるを得ません。遺伝ってやはり相当大きいのでしょうね。オバマ氏の異母兄弟もみな優秀だそうです。

また父親がイスラム教徒であった点も注目すべき点です。それほど宗教には熱心ではなかったようですが。今のオバマさんはキリスト教徒ですが、ミドルネームはフセインです。ブッシュ氏がイラク戦でフセイン大統領を倒した後、次のアメリカ大統領がフセインというのもなんか面白いですね


さていよいよオバマ新大統領の誕生です。経済、軍事、外交、環境政策と、彼がどのように進めていくのかとても楽しみであります。

アメリカが新大統領の就任であれほど騒いでいるのは、単に頭が切れ、弁舌の巧みでカリスマ的な魅力のあるオバマ氏が大統領になるからだけではないようです。

アメリカ初のアフリカ系アメリカ人が大統領になるというのは、つまりアメリカの民主主義が機能していることの象徴であり、またオバマ氏自身がアメリカ人のスピリット、すなわち変革を恐れず困難に果敢に立ち向かっていくという気概を代弁しているからだと言われます。

さて、これから世界はどうなっていくのでしょうか。今後の4年で世界はどう変わっていくのでしょうか。そういえば、よくいわれる2012年も彼の大統領就任期間中ですね。とても興味深いところです

私はいま図書館にリクエスト中である彼のもう一冊の著書『合衆国再生』を読んでもう少しオバマ氏について勉強し、また自分が世界に対して何が出来るか考え
てみようと思ってます



YES, WE CAN!


こっちがホンモノ

2009年1月16日金曜日

丑年に牛乳を考える


今年は丑年です。

私の年賀状が届いた方は、牛が牛乳を勧めている絵を楽しんで(?)いただけたかなと思うのですが、先ほど届いたあるメールマガジンで紹介されていた本はまさに牛乳についての本でした。

書評を読んでみるとなかなか面白そうな本です。
いままで私が食に関して書いてきたことと同じラインにあるようなのでここでも載せておきたいと思います。

乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか』
ジェイン・プラント (著), 佐藤章夫 (翻訳) 径書房; 初版 (2008/10/15)

年内に図書館にリクエストして読んでみようかと思いました。


以下アマゾンより

乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか


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内容紹介

世界15か国で翻訳された、400万部のベストセラー

●乳がん発症 → 乳房切除 → 5年後に転移 → 2週間後に再々転移 → 放射線療法 → リンパ節に3度目の転移 → 放射線による卵巣摘除 → リンパ節に再度、鶏卵半分ほどの大きさのがん発症 → 牛乳・乳製品・乳牛肉の摂取をやめる → リンパ節のがんが小さくなり消滅 → 15年間一度も再発なし。

……以上が、42歳で乳がんになったプラント教授の乳がんの歩みである。たたいても、たたいても、消えないがんにおびえながら、プラント教授は、自分がなぜ乳がんになったのかを調べ始める。

●プラント教授は、最初に乳がんになったあと、ブリストル・ダイエットという有名ながんの食事療法を取り入れた。これは、油・動物性食品・塩分・カフェインなどをとらず、野菜や果物、ヨーグルトなどを多くとるという食事療法であった。

しかし再発! 余命は長くないと、医者からも告げられる。……愕然とするプラント教授は、それでもあきらめなかった。学術論文を読みあさり、まさに命がけで研究を続ける。そしてついに、プラント教授は乳がんの真犯人を探り当てた。それから15年。プラント教授の乳がんは一度も再発していない

●プラント教授が本書でその研究を発表したとき、多くの科学者がこれを批判した。だが、一人としてプラント教授の説をくつがえすことはできなかった。

やがてプラント教授は、医学の発展に貢献したとして英国王立医学協会の終身会員となる。そしてもちろん、いまも元気で活躍を続けている。

──私が乳がんになる2年前に、このような本が出ていたら、私が乳がんになることはなかったであろう。──ジェイン・プラント。


内容(「BOOK」データベースより)
まさか、そんなことが…、驚愕の真実。乳がん、前立腺がんの原因は牛乳だった。転移4回の進行性乳がんに侵されながら、乳がんの原因を探り続け、著者はついに真犯人を発見した。それから15年、彼女の乳がんは一度も再発していない。乳がん・前立腺がんは克服できる。


参考:

乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか



2009年1月14日水曜日

自然に学ぶ




奈良春日大社の宮司であられた葉室頼昭氏が年の初めに亡くなられたそうで、新聞の訃報欄を見て知り少し驚きました。しかし御年は82歳だったそうで、大往生というべきかと思います。

神道というとよく分からない、難解そうというイメージが常にあり、神道関係の本を何冊か読んでもいまいちつかみ難いところがあったのですが、上記の二冊の著書を読み、なるほど神道とはそういうものなのか、と腑に落ちる感覚を味わいました。

とても印象的だったのが、

神道に経典がないのは、自然自体が教えだから自然に学べということなのだ

とおっしゃっていたことでした。
だから神社には人が手を加えない鎮守の森があって、大木が生えているのだそうです。これは世界の宗教を見渡しても、かなり特異な教えではないかという気がします。

葉室氏の著書が分かりやすかった一つの理由は、もともとお医者さんだったからというのもあると思います。50歳まで医者として働き、それから神職の試験を受けて神主になったという異色の経歴の持ち主でした。神秘に満ちた人体という自然も、神道の教えも葉室氏にとっては同じに映ったのでしょう。

また機会があったら葉室氏の著作を読んでみたいと思いました。
ご冥福をお祈り申し上げます。


参考:
彦兵衛のブログ「神道のこころ」
http://mshiko.blogspot.com/2008/09/blog-post_27.html

葉室氏死去の記事
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090109ddlk29040520000c.html

2009年1月12日月曜日

伊雑宮(いざわのみや)


明けましておめでとうございます。
年の初めにお伊勢参りに行ってきました。

今回は初となる伊雑宮(いざわのみや)、そして内宮、外宮と参拝させて頂きました。


伊雑宮は内宮や外宮からはかなり離れた小さい神社ですが、心の安らぐどこか懐かしさを感じさせるところでした。とてもすがすがしい気持ちになりました。


伊雑宮正面。

砂利が敷き詰められた参道。緑に囲まれてとても気持ちいい。


いよいよ伊雑宮の建物へ。



小さくてとても質素な造りですが威厳を感させます。


右から撮影。

屋根はかやぶきで、内宮などと同じ造りになっている。




左から撮影。

朝日があたって屋根の部分が黄金に輝いていました。


参道脇にあった巨木。他にもこんな樹がたくさん生えていました。


社務所。ここでお守りをひとつ買いました。(500円)

社務所の脇にこんな樹がありました。



お役立ち情報

伊雑宮HP
http://www.isejingu.or.jp/naigu/naigu3.htm
最寄り駅:近鉄上之郷(徒歩5分)
参拝時間:30分(あれば十分です)
内宮へのバス(三重交通):
http://businfo.sanco.co.jp/
内宮への行き方:伊雑宮から最寄りの「川辺」バス停まで徒歩10分
内宮近くの「浦田町」で下車。所要約20分・650円(2008年1月)
「浦田町」からは徒歩10分程で内宮に行けます。

近鉄のお得な切符:伊勢神宮初詣割引きっぷ「ゆめもうで」なるものがあるそうです。
発売は前年の12/31までで、使用期間は1月いっぱい。
各主要駅から伊勢へ、3日間乗り降り自由のお得な切符で特急券付きのもあるそうです。
伊勢神宮で景品をもらえたりと色々特典もあるので、
次回はこの切符を利用してみたいと思ってます。
http://www.kintetsu.jp/news/files/081110hatumoude.pdf