2008年9月27日土曜日

神道のこころ

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最近よく、伊勢ー白山 道さんのブログを読ませていただいてます。彼は霊的、神的なものを感じる能力がある方のようです。彼の説くところはたいへんシンプルでありますが、同時にとても本質をついていると感じます。(詳しくは伊勢白山道さんのブログまたは、著書『内在神への道』を読んでみてください。)

伊勢白山道さん曰く、最強の祝詞とは、

生かして頂いて、ありがとうございます

だそうです。また続けて

アマテラスオホミカミ・アマテラスオホミカミ

と唱えると良いそうです。
また、ご先祖の方々や神さまに対しては「お願い事」をするのではなく、ひたすら感謝をすることが大切だといっていますが、これと共通する「感謝することの大切さ」を説いた話を最近読んだ本の中に見つけました。

『神道見えないものの力』 葉室頼昭 春秋社 1999

という本です。作者は春日大社の宮司の方ですが、もとはお医者さん(大阪大学医学部卒)という変わった経歴の持ち主で、不思議なことに御親族は(たとえ血がつながっていなくても)みななぜか最終的には宮司をしているという変わった家系のようです。

この本のなかでは、生かされるいることに対する感謝の気持ちをもつことの大切さが説かれていて、なるほどなと思わされる点がたくさんありました。また「自殺」についてや「はたらく」ことの意味の解釈も面白かったのでついでに載せておきます。


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バランスと真実の健康

日本人は、罪・穢、つまり我欲によってバランスが崩れることを知っていたから、常に我欲をなくして、神さまに生かされている生活を目指してきたのです。これは自分でバランスを整えようとしなくても、神さまはちゃんとバランスが整うように、人間の体をしてくださる。そういう考え方です。これが生かされているという考え方です。

自分で生きているというと、自分でバランスを整えなければいけない。不可能ですよ。百パーセントのバランスを自分の力で維持するなんていうことは、できるわけがない。歯を一ミリ削ってもバランスが崩れるわけですからね。

ですから、そんなことができるわけがないから、日本人は罪・穢を祓いましょう。我欲を亡くしましょう。すべて神さまに生かされる生活をしましょう。そうしたら神さまはバランスを整えてくださって、健康な生活をさせてくださる。そういって昔から真実の生活を送ってきたのです。これは最高の生き方だと思います。

ところが、外国人は、薬とか何かで、自分の力で健康を作ろうとするでしょう。そこで間違ってきてしまうんです。ですから、私は日本人の、つまり神道の考え方というのはすごいと声を大にして言っているのです。世界にまれなる考え方ですから、これを実践している日本人が世界を救うというのは当たり前なんです。何でもないようですが、しかしすべて我欲をなくす生き方というものが、これからの人間の生き方の目標にならなくてはならないでしょう

<中略>

人間の体というのは疑いようもなくバランスで健康が保たれているのです。それは人間の力だけではほとんど不可能です。ですから、「ありがとうございます」と神さまに感謝しなさい。そうしたら我欲が消えてバランスが整います。薬の何百倍も効くパワーが生み出され、病気を消し、バランスを整え、健康になるのです。

<中略>

ですから、病気でも何でも不幸なことは、感謝というものの大切さを分からせるために与えられた神さまのお知らせだと思うんです。さっきも言ったように、夜を知らせるためにはまったく反対の昼を見せなければ、夜が分からないのと同じように、病気というのもを見せなければ、健康のありがたさというのは分からないんですね。

神様はすべて正反対のものを見せて、本当のものを知らせようということなんです。これが自然の仕組みです。神さまがいらっしゃるなら、なぜこんなに不幸があるのか、悩みがあるのかと言う人がいますが、そういうものがなければ、本当のありがたさというのは分からないんです。

<中略>

ですから、病気になったら、感謝が足りないんだなと気が付けばいいんですが、それに気が付かずに、薬とか何かで治そうというから間違ってくるんです。本当に感謝するということが一番大切なことなのです。
(p.180-187)


本当に生きるとは

― そういえば、お年寄りの方の自殺が非常に多いという話もききますね。
これも戦後の悪弊で、ひとつに人間は自分で生きているという考えになってしまってから、こういう自殺というのも増えているんですね。生かされているということを忘れてしまったんでしょう。才能に恵まれた人が自殺をする例が非常に多い。

<中略>

戦後、老人の自殺が多いというのそれですね。自分のことだけ考える。世の中の幸せのために生きるとか、そういうものがなくなってしまった。そうすると、行き詰ってしまうんですね。人間というのはそうではなくて、いつも言うように、神を認め、神をたたえなければいけない。それは人間に対しても同様で、人のいいところを認めてあげてほめるというのが、人の本来の生き方なんです。それなのに逆をやるようになってしまったから、しまいに人生に行き詰まりを感じるわけでしょう。

しかし、神を認めるということに行き詰るということはない。永遠に行き詰まりというのはないわけです。だから、人生に行き詰まりというのはないわけです。自分のことを考えると行き詰りになってしまうんです。

― 自分のことだけ考えていると行き詰ってしまうと。

ええ。だからそうではなくて、人を喜ばせることを考えれば、行き詰りということはないでしょう。一生懸命に働くというのは、外国では労働だけれども、日本語は「はた」を「らく」にする。周りを楽しませるというのが働くということです。これはすごいことだと思うんです。自分のために働くから、行き詰ってしまうんです。そうではなくて、人を喜ばせるためだったら、行き詰りというのはない。どれだけの人を喜ばせたら終わりというのではなくて、対象は無限でしょう。そうすると、自殺なんかしていられなくなるわけ(笑)。
(p.211-213)

--------引用終了----------

2008年9月25日木曜日

息を吐く

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最近、

『鍼を打つ人竹村文近-心とからだ、目覚めへの旅-』 金沢 英子 集英社 2004

という本を読んで、なるほどなと思うことがありました。それは、

ここぞというときには息を吐く

というものです。鍼灸師の竹村氏はよく腰痛の人を見るそうですが、ピアノを弾くにしても、写真を撮るにしても、とにかくここ一番という肝心な時に息を止めて力むと、一時的には力がでるものの、身体がその衝撃をもろに受けることにによって腰痛になるといっていました。

だから腰痛で来院する多くのひとには、ここぞというときは息を吐き、エネルギーを流すように指導しているそうです。そうすると、身体にいいばかりか仕事自体もいい方向に変わっていくそうです。

なるほどと思い、私も日常生活の中で力まなければならない場面でこれを応用してみました。息を吐くと確かに奥歯をくいしばって息を止めるときよりも力はでないような気がしますが、身体に負荷がかからない分楽で、続けられる感じがしました。

また力んで何かをやるというのは、小我でものごとをどこか強引に成し遂げるという感覚であるのに対して、息を吐きながら力まずにするというのは、小我を超えた大きな力、大きな流れみたいなものとひとつになってことが運ぶという気がするのです。

力む=息を止める=我でものごとを押し進める ⇔
力まない=息を吐く=大きな力を利用する

というこの三点はどこかでつながっているような気がします。またこれと関連していると思われるのが、鉢巻をまくのと帯をまくことの違いです。

鉢巻をまくのも、ここ一番という場面だろうと思いますが、気が上に上ってしまって落ち着かなくなるような感覚があるのに対して、武道などで丹田のあたりに帯をまくのは、気を引き締めつつも落ち着いて全体を見渡せるような気がします。

この二つは一時しのぎの力を出すために息を止めることと、息を吐いてリラックスして事に当たることと対応している気がします。

皆さんはどう思われますでしょうか。力を出さなければならない場面がありましたら、是非試してみてください。

2008年9月24日水曜日

パトリック・ハーラン氏

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右の写真は、、、

言わずと知れたお笑いコンビ、パックンマックンのパックンことパトリック・ハーラン氏です。

私は毎週欠かさず

NHK英語でしゃべらナイト

を見ているのですが、前回と今回は出演者のパックンがアメリカの故郷に帰るという

パックン里帰りSP in コロラド

という内容でした。

ご存じの方も多いかと思いますが、パックンはハーバード大卒です。アメリカでハーバード卒というとたいていまず聞かれるのが、「家、お金持なの?」だそうです。
というのも、私立で学費がそれなりにかかるという事と同時に、ハーバードやイェールなどのような私立は、1000万円ほどを大学に寄付することによっても入学できるからです。アメリカでは、お金があることもある意味そのひとのもって生まれた能力として評価するそうです。

そういうこともあって、私はパックンもアメリカの裕福な家庭で育ったボンボンなんだろうなぁと思っていました。
しかし事実はまったくの逆でした、、、。

彼の家庭は幼いころに両親が離婚していたので、パックンは母親との二人暮らし、家計を支えるためもあって9歳のころから高校卒業までずっと新聞配達のバイトをしていたそうです。9年間ですよ。

番組の中で、パックンはその時に使っていた自転車と新聞を配る為のバックを笑いながら懐かしそうに紹介していました。

また高校には卒業時の一番優秀な生徒の写真が代々飾られるそうなのですが、パックンの写真もその中にあり、先生いわく、ハーバードに行ったのはその高校始まって以来の快挙だったそうです。

学生時代の苦労話はまったくありませんでしたが、貧しい中でバイトをしながらも常に勉学に励み、成績はトップだったのでしょう。

また現在もそのような苦労を微塵も感じさせない明るさで人を笑わせているというのが本当に人間ができているというか、すごいの一言に尽きると思います。

アメリカの裕福な家庭に育ったボンボンが日本に来てお笑いをやっていたのかと思いきや、実は
道徳の本にでてきてもおかしくないようなとても立派な人物
だったのです。

人を見た目や先入観で判断しちゃだめですよね。ホント今回はこのことを痛感させられました。反省ひとしきりです。


パックンがんばれぇーー!



参考:

NHK英語でしゃべらナイト
パックン里帰りSP in コロラド



2008年9月18日木曜日

ダニオン・ブリンクリー氏とその予言⑤

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ダニオンのインタヴューの後半を載せておきます。
ところで元の英文のHPを見つけたのでアドレスを付しておきます。

http://www.inlightimes.com/archives/2005/01/f1.htm

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TM:あなたのおっしゃる「7つの真実」の二つ目には次のようにあります。「私たちは‘一なるものから発するひとつの力’(a Force of One)として、ここに来ることを選択する。人類により良い変化をもたらすために。真の変化をもたらす力があることを知って。」では、第三世界の国々に住んで餓えや病気に苦しんでいる人々をどう思われますか、、、彼らはどのようにして真の変化をもたらしているのでしょうか?

ダニオン:我々はすべて、人生におけるあるサイクルを経験します。あなたは病気や餓えで苦しんでいる人たちに対して当惑を感じ、質問している訳ですが、まさにそのことによって、彼らはすでにあなたの人生を変える最初の一歩を踏み出したことになるのです。そしておそらくこれが、彼らの個人的な使命におけるもっとも重要なことなのです。私は自分がすべてを知っているかのように振る舞うつもりはありません。私は確かに、なぜ苦しみが存在するかについて、その理由をすべて説明できるわけではありません。しかしそれは、我々の内に思いやりというスピリチュアルな意識を生みだすための一部としてデザインされているのだと私は確信しています。

AP:あなたは本の中で、4つの力の道(the Four-fold Path of Power)について書いていますね。祈り、信念、選択、愛(prayer, belief, choice and love)という四つですが、中でもとりわけ、がすべてを克服することのできる最高の力であると述べています。あなたが人生の中で、どのようにして偉大な力としての愛を知るようになったのか、具体的に教えてもらえませんか?

ダニオン:もし我々すべてが4つの道にそって生きようとするなら、自らを開いて、肉体をもったまま私が天国と呼ぶ霊的な場所を体験することができます。量子物理学は、原子が生命を形づくる基本構造であることを告げています。その原子は94.6%が空の空間で、そこには量子物理学がダーク・マター(暗黒物質)と呼んでいるもので満ちています。このダーク・マターの中で、惑星はつり合い、宇宙はまとまりをもち、安定を保っているのです。ダーク・マターというのはルーク・スカイウォーカーがフォースと呼んでいるものです。それを私は愛と呼びます。私が死に移行しつつある人のそばで目撃してきた愛は、私の人生に最大のインパクトをもたらしたものです。

1997年私は「思いやりの行為 トワイラト団」(Compassion in Action/The Twilight Brigade)を創設しました。この非営利の、人生の終末期を支援するボランティア団体は、退役軍人の方々がこの世からあの世へと移行する手助けすることを目的としています。我々は、誰ひとりとして孤独に死んで行く必要はないと思っています。 私個人としては、1万6千時間以上をベッドサイドで過ごし、349人の最後を看取ってきました。私が死を共にした退役軍人の方々の多くは、何ヶ月も病院のベッドに横になっていながら、他に誰一人として彼らを見舞いにくる者はいませんでした。私はまったくの赤の他人でしたが、ただ一つのテーマを携えて彼らを訪問していました。それは、彼らが国に仕え、自由を守ってくれた努力に対して、有難うという私の感謝の気持ちを伝えるということです。 その瞬間、これらの勇気のある人たちがどんな道をたどってきたかに関係なく、彼らは自分達の人生には力と目的があったことを知るのです。その瞬間以上に愛が強力になることはありません。まさにその瞬間、自分は神がお創りになった独自なる存在の一人であることを知るのです。

TM: 本の最終章のタイトルは、「最後のヴィジョン」(The Final Vision)となっています。天国を最初に旅した最中とその後に受け取ったヴィジョンを書いておられますね。これらのヴィジョンは、かなり見通しが暗く、驚くべき内容となっています。あなたは、来るべき世界にもっとも広がっている脅威は何だと感じていますか。

ダニオン:恐れです!我々の行使しうる力を、恐れの力に委ね、気力を萎えさせてしまうことは、人類にとっての最大の脅威なのです。私は、いくつかの憂慮すべき事態が起こるだろうことを書いたことは認めます。しかしそれらは大きな計画全体にとって必要な出来事なのです。 それらの出来事は、地球と人類、両方の進化を促すために計画されているのです。つまり、いつか気づくことでしょうが、我々は多次元の中に同時に生きており、宇宙における存在は我々だけではないということです。しかしこのことは何も恐れることではないのです。これらのことが、我々を脅かすことはないのです。彼らは我々が意識していなくても、調和をとって我々とともにずっと共存してきました。

繰り返しになりますが、我々にとっての最大の脅威は、恐れなのです。 恐れこそが、我々の自由を損なわせている根源なのです。死に対する恐れ、テロに対する恐れ、経済的な保証の無いこと、不安定であることに対する恐れ、これらすべてが我々の生活に対する精神的、肉体的なコントロールを手放してしまう原因となっているのです。恐れの種から、我々は一つの国家の意志を育み、宗教に対する民主主義の優位を示すために、子どもたちを遠く離れた砂漠に送り込み、彼らを死に追いやっているのです。 我々がこういった盲目的な恐れすべてを、力強い愛の光で置き換えるまでは、自分たちの力を政府や宗教、社会制度にゆだねてしまうという不利を背負って生きつづけることになります。私が学んできたのは、我々が様々な点であの世を恐れているために、人生における、いま、ここの大切さを見過ごしてきたとうことです。ヴェールで隔てられたこちら側の生活は、すべての点において天国での生活と同じくらい重要で、両者とも神聖な計画が展開していく事に関わっています。我々は死に対する恐怖をなくさなければなりません。そもそもそんなものは存在しないのだから。

私は死んで、天国を訪れました。私がこの世に送り返されたのは、自分が直接体験した死後の生命存続に関する知識を、地上の人たちと共有するという明快な目的によるものだと確信しています。あの世での生活は、光に満ちていて、成長と美と喜ばしい驚きに満ち溢れています。もしこの本が何かを伝えているとするなら、次のようなものであってほしいと思います。死というものは存在しない。すでにこの世を旅立った父、母、子どもたちが、あの世で楽しく、安全に、とても生き生きと暮らしているということを私たちは理解しなければならない。いのちに終わりはなく、愛はすべてにいきわたっている

TM&AP:ありがとう、ダニオン。あなたの率直な見解と、たいへんオープンに話しができたことに感謝します。そして待望の本の出版、おめでとう。

ダニオン:どういたしまして。この機会を設けていただいて、ありがとう。

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これで一応ダニオンの予言シリーズを終わりにしたいと思います。
興味のある方は是非二冊の邦訳を読んでみてください。

また三冊目の未邦訳の本を日本語で読んでみたい方は、私の訳で良ければワードに落とした全訳があるので、言って頂ければメールに添付してお送りします。
(私のアドレスは、mshikonのあとにアットマークを入れgmail.comで届きます。)

2008年9月16日火曜日

ダニオン・ブリンクリー氏とその予言④

以下にダニオン氏が三冊目の本を出版したおりに受けたインタヴュー

Interview with Dannion :The Secrets of the Light

の前半を載せておきます。
(私の訳であることに御留意下さい。また元の英文のHPが削除されていたので、いまはこのインタヴューがどこにあるのかは不明です。)

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「死なんて流行りませんけど、それは私に関しても同じです」
ダニオン・ブリンクリーはそう語る。彼は、『未来からの生還』(原題:Saved by the Light)と『続 未来からの生還』(原題:At Peace in the Light)を書いた国際的なベストセラー作家である。

「映画、テレビ、本、雑誌とこのところどこを見ても、死の瞬間、死、そしてあの世に関する神秘的なことがらに多くの人が魅せられている。こういったことすべては、死について知りたいという願望の表れだと思います。」

1975年、ダニオンは、3回のうちの最初となる臨死体験をした。当時25歳で、電話をかけている最中に雷に打たれ、28分にわたって‘あの世’にいた。

天国への訪問の間に、ダニオンは来るべき世界に関する100以上のヴィジョンを見せられた。そして天国で与えられた使命を達成すべく、この世に戻されたのだ。最初の二冊の本は、あの世への驚くべき旅と、その後のひどい後遺症の中にあったダニオンの生活を時間軸にそって見事に著したものである。

ダニオンは天国の素晴らしさを体験していたが、臨死体験から帰還し、雷で重症を負い黒こげとなった体に戻らなければならなかった。彼が再びひとりで歩き、食事ができるようになるまで2年の歳月を要した。ダニオンは回復して力を取り戻すと、介護ボランティアになることを誓った。

まず初めに、介護施設で奉仕活動に精を出し、最終的には、ホスピスのボランティアとなった。1997年、ダニオンは共同で、全国的なボランティア組織「思いやりの行為 トワイライト団」(Compassion in Action/The Twilight Brigade)を見事に創設した。

ダニオンは8年間新しい本を書いてこなかったが、今回の本の出版は、スピリチュアル文学の膨大な蔵書に、あらたな古典を追加することとなるだろう。『光の秘密:この世とあの世に力強く生きるスピリチュアル的戦略(仮題)』(The Secrets of the Light:Spiritual Strategies to Empower your Life,,,Here and in the Hereafter)は、死の幻想を追いやり、生命の神秘を発見することを求める、すべてのスピリチュアルな道を探究する者にとっての必読の書である。

1994年、『未来からの生還』の出版にともなって、イン・ライト・タイムスはダニオンとの3回のうちの最初のインタビューを行なった。この3回すべてのインタビューを行なったのがキャサリン・ピーターズで、彼女はダニオンをとても魅力的で知的かつ愉快な男性と見ていた。今やキャサリンは、魂をゆり動かされたこの男と幸せな結婚をしている。

1998年以来、ダニオンはイン・ライト・タイムス社の顧問を務めてきた。我が出版社の親しい友人として、我々は誇りをもって、臨死体験の第一人者ダニオン・ブリンクリーを迎え、ラス・ヴェガスで行なわれたこのインタビューを紹介する。


トーマス&アリシア


TM:ブリンクリーさん、あなたのベストセラーとなった本、『未来からの生還』(Saved by the Light)は1994年の出版でした。それから間もない95年に『続 未来からの生還』(At Peace in the Light)を出版されました。光の三部作の最後となる『光の秘密(仮題)』(The Secrets of the Light)を書き上げ、出版するのにどうしてこんなにも長くかかったのか教えていただけませんか?

ダニオン:いい質問ですね。でもトーマス、どうかダニオンと呼んで下さい。正直なところ、私は作家になろうと思って書き始めたわけではないのです。当時の私の心にはあったのはただひとつのことで、それに夢中になっていたのです。それは聖なるヴィジョンを遂行するということです。それを達成する過程で、『未来からの生還』を書き、この本によって私は一躍有名になってしまいました。その後『続 未来からの生還』が出版されたときは、私の精神的な探求はトップギアーに入っている状態でした。もちろん、これら二冊の本が成功したあとで、出版社は私に新しい本を書くことを要請してきました。私はただ、それまでに書いたことに新たに付け加えることなど何もないと感じていたのです。

しかし、1997年にすべてが急変したのです。イン・ライト・タイムスの「ダイ・ハード」(die-hard)の読者は覚えているかもしれませんが、私はその年ロサンジェルスでアトランタ行きの飛行機に乗りました。飛行中、前頭葉の右側の三箇所に脳内出血が起きてしまったのです。すぐに5時間に及ぶ脳手術を受け、41時間後には意識が回復したのですが、その後、心臓麻痺によるてんかん発作に見舞われました。

信じて貰いたいのですが、この危機をなんとか生き抜いたことで、私の人生は本当に生まれ変わったのです。さらに重要なことなんですが、脳手術の間に経験した恐ろしい臨死体験が、次の物語りとなるのです。この出来事は、私が新たに本を書くために計画されたことを知りました。ご存知の通り、まったく対照的なんですが、雷に打たれたあとで起こった臨死体験は、想像の域を超えた、信じられないほど美しいものでした。

(二回目の臨死体験をした)開胸手術の間においても、私は再び生の向こう側の世界を旅し、天国の完璧さをより深いレベルまで目撃することになりました。しかし、三回目の臨死体験に対しては、まったく準備が出来ていなかったのです。自分が見たことを伝えなければならないことは分かってはいたのですが、人を恐れさせることなく、どうやって伝えたらいいのかわからなかったのです。妻のキャサリンが、それをポジティヴでよく練られた構想のもとに押し出すのを手伝ってくれるまで、私は何年も作家の直面する堅固な壁と、みじめな戦いを繰り広げていました。

AP:ダニオン、あなたは自分が2004年を越して生きることが出来ないと思っているという噂がありますが、あきらかに、あなたはいまここにいます。これは、あなたがミッションを完結していないからなのですか、それともキャサリンとの結婚によってあなたの運命が書きかえられたのでしょうか?

ダニオン:私にとって、2004年に死ぬかどうかはまったく問題ではなかったのです。私はただ、受け取っていたヴィジョンの中で、2004年以降、自分が活動的に関わっている様子がなかったということなんです。そこで、ヴィジョンのなかで自分の姿がなかったことから、私はもはや生きてはいないだろうと、総合的に判断したわけです。正直言って、そういった同じ質問に何度も何度も答えることでへとへとになっていました。

それで人に言わせるがまま、信じるがままにさせていたのです。私の人生における妻キャサリンの影響ですが、それはまったく信じられないほどドラマチックで素晴らしいものです。実際、彼女が世話好きで配慮の行き届いた素晴らしい女性でなかったら、このインタヴューもなかったかもしれません。というのも最近、私はかなり深刻な健康問題を抱えていて、キャサリンは、私がすべてのことを中止して、適切な治療を受けるべきだと強く主張していたのです。実際のところ、彼女が正しかったのです。私は体調が変化しつつあることを感じていましたし、実際かなり弱ってきていました。ある種の生命力が私の中から抜け出して行くような感じでした。

もしこれが、キャサリンと彼女の6人の子供たちを好きになる以前なら、この状態に関して、自分が死につつあることを意味するのかどうかなど気にもしなかったでしょう。おそらく、死んでしまうまで自分を追いこんだだろうと思います。私は自分とミッションのことについてしか関心がなかったのです。彼らが現われるまではね。しかし今や、彼らを深く愛しているので、生きようとする意志が強くなって、自分の健康にも気を使うようになりました。

TM:夫婦として本を書くことが、ご自身の作風、思考のプロセス、創造的なアイデアにどのような影響を与えたと思われますか?私は他の二冊の本に比べて、今回の本は表現の仕方や文の構成に大きな違いを感じますが。

ダニオン:私は常に一緒に書いてくれる人が必要なんです。私はすぐに気が散ってしまう性格なんで。(妻は私をADHDだといっていますが。)ポール・ペリーは最初の本の素晴らしい共著者でした。しかしキャサリンと一緒に書くと、まったく新しい作風が展開しました。我々は、二人で親しげな会話をしているような感じで本を書きます。我々が意識的にそうしているかどうかに関わらず、この本にはいくつもそういった箇所があります。

この企画の結果として、我々の絆がいっそう強まったと感じています。キャサリンは、頭がよくて美しいというだけでなく、いままで会ったなかで最高の言葉の使い手なのです。私は彼女の作家としての技量を高く買ってますし、彼女のライフパートナーとしての資質を信頼しているので、この本のなかでは、以前よりも自分をはるかにオープンに、素直に出すことが出来ました。我々がともに作業することで、この本に自分のユーモアの感覚をうまくのせることができたという点もたいへん気に入ってます。私は、自分の最大の長所のひとつは、事態が最悪の状態にあったとしても人を笑わすことのできる能力にあると思っています。

AP:あなたが過去数十年にわたってしてきたことを織物として見た場合、その全体に織り込まれている主要な糸は、「私たちはすべて、力に満ち溢れた霊的な存在である」というテーマにありました。もし世界全体が突然このことに気づいたとしたら、いったいどんなことが起こると思われますか?我々がより偉大な存在へと変化するのか、あるいは、尊大さが人類を滅亡へと追いやってしまうのでしょうか?

ダニオン:今回の『光の秘密(仮題)』のなかで書いたことは、もし我々すべてが4つの道(the Four-fold path)にそって生きようとするなら、我々は自らを開放し、肉体をもったまま私が天国と呼ぶ霊的な領域を経験できるということです。私は新しい本のなかでも繰り返し、「私たちは力に満ち溢れた霊的な存在である」という事実にふれています。読者がこの神聖な視点から自分たちを見ることができるように、我々は‘7つの真実(The Seven Truths)’という霊的な自己評価システムを作りました。それらの真実が人生に対する7つの視点を提供することで、私たちは通常とらわれている自己や二元論といった信念を超えて、自らの永遠性に霊的フォーカスを合わせられるようになるのです。

我々は、最終的な第9段階に向けて、現在、第4から第5段階へと移行しつつあり、この中で今大事になってきているのは、我々はすべてのものとつながっているという感覚です。量子力学は、二極対立のパラダイムから、一なる意識という世界観(a state of conscious oneness)への移行を促しています。この移行が顕在化してくるのが2008年から2012年の間で、この意識による統一場(unified field of consciousness)という考えは、次第に我々の日常の現実においてあたりまえのこととなってくることでしょう。

キャサリンと私は、人々が心を開いて、彼らの内なる永遠のたましいにふれることができるような実践的なツールをデザインしようと努めてきました。多くの人は、自身が多次元的な存在であることに次第に気づき始めていながら、同時にエネルギー的に固着したままでいます。この先の混乱期全般にわたって、我々は変革にともなう激変に耐えなければなりません。私の個人的な見解ですが、我々が直面しようとしている変化の最終的な結末は、ポジティヴで力を取り戻すものとなるだろうということです。というのは、それらの出来事が我々の内なる偉大さを明かす手助けをするからです。

--------《次回につづく》------------

参考・・・
4つの(力の)道とは、祈り、選択、信念、愛であり、

7つの真実とは人間における霊的な原理をまとめた以下の7つです。

第一の真実

私たちは、力に満ちあふれた偉大な霊的存在、光の存在であり、気高さと思いやりと目的をもって物質世界に生きている。

第二の真実

私たちは‘一なるものから発するひとつの力’(a Force of One)として、ここに来ることを選択する。人類により良い変化をもたらすために。真の変化をもたらす力があることを知って。私たち一人ひとりは、人生に、出来るだけ多くの困難や障害を計画した。困難を乗りきる様々な選択肢と可能性を用意して。友よ、次のことを覚えておいて欲しい。ただ静かな海を航海しているだけでは、偉大な海のキャプテンになることはできない、、、。だから誇りを持って欲しい。あなた方の多くは、冬の北大西洋や台風シーズンの南シナ海での航海を選択したのだ!

第三の真実

私たちは選ばれてここに来た。それはすなわち、偉大にして、神聖なる無限の愛の力が、私たちがこの世で達成すべき目的をやり遂げるだろうと信じてくれているということである。私たちは、一人ひとりが信仰している神の名のもとに、これを成し遂げることだろう。多くの者は、この人生の使命を立派にやりとげるとだろう。

第四の真実

私たちはみな、たくさんの才能や資質をもっている。人生において重要なことは、これらの資質のもっとも賢い使い方を見出だし、発展させていくことにある。そうすることによって、私たちはこの世に善をなすための最大の潜在的可能性を発揮させることができるのである。

第五の真実

私たちは歴史における、この時代、この場所、この時に生きることを自ら選んだ。私たちはいまだかつて、自分の力や存在を余すことなく示すことのできるこのような素晴らしい機会に巡りあったことはない。次のことを考えてみよう。誰かが贈りものをしてくれたとする。私たちはそれをプレゼントと呼ぶ。今日、私たちに与えられているプレゼントは、今である。私たちは変化をもたらすことができる。このことをしっかりと認識するための瞬間、それが今である。(※プレゼント(present)には贈り物と現在という意味がある(訳注))


第六の真実

私たちはこの世に来る前に、ある世界にいた。そこは美しく、安全で、慈しみにあふれていた。その世界において、私たちは愛され、大切にされ、かけがえのない存在とみなされる。これがかの世界の本質である。


第七の真実

この世のあとには、あの世が存在する。実際のところ、あの世とは、私たちがこの世に来るために去ってきた場所である。私たちがこの世に来たのは、独自なる神の御印としてである。この神の御印が、どのように、そしてなぜ私たちの独自なる運命なのか、このことに対する理解のみを私たちは次の世界へ持ち込むことができる。

2008年9月14日日曜日

ダニオン・ブリンクリー氏とその予言③

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この領域にたれこめている、厚く、重い動きのエネルギーは、私の力を萎えさせ、救いようのない感情に陥らせ、私を悲しみで満たした。私はこの霊的な領域に漂う魂たちの姿に目を奪われていた。彼らは希望もなく、繰り返し生じてくる抑うつ、落胆、絶望の悪循環のなかに囚われていた。じっくりと観察してみると、彼らは人生の最後の日々を、何度も、何度も、際限なく追体験していた。最終的に私にわかったことは、これらの迷える魂の一部は、この胸の張り裂けそうになる空虚な場所に、何百年も囚われ続けているということである。
(Secrets of the Light, p.48-49)

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ダニオンは自分の滞在するはめになったこの霊の世界をブルー・グレーの領域と名づけています。それまでの二回の臨死体験では、光と愛につつまれる天国を体験しており、それ故、講演などでは聴衆に次のように語っていたといいます。

私は臨死体験をするまで粗暴で手のつけられない荒くれ者のだった。所属していた軍隊の特殊任務で多くのひとを殺してきた自分でさえ天国にいけたのだから、他の誰が天国に行けないことがあろうか。

と。ダニオンは今でこそスピリチュアルな人間ですが、かつては本当に粗暴な人物だったようです。たとえば、自分が歩いていて人が邪魔だった場合、「すみません、通してもらえますか」と声をかけるよりかは、殴り倒して通って行った方が楽だと考えるような人物だったといいます。

話は逸れましたが、1997年の脳出血による臨死体験によって、ダニオンはそれまでとは違うこのブルー・グレーの領域を訪れることになったのです。ここは、この世とあの世との中間領域で、何十年、何百年にわたって死んだことにも気づかず、延々と戦争を繰り返す霊などが存在するといいます。

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あたりを見渡すと、さらにたくさんの兵士がそれぞれ違う背景を背負いながら、似たような状況で彷徨っていた。彼らは、多種多様な軍服を身にまとっており、それらは世界史におけるすべての戦争を表していた。これらの男たちは集団を形成していたが、単に自分が勇敢に戦った特定の戦争や闘争に基づいて集団を形成しているわけではなかった。彼らは、自分たちのとらわれている思考形態に応じてもまた集団を形成していた。戦闘に参加し、自分であろうが相手であろうが命を失うことに関して彼らはとらわれていたのだ。
(Secrets of the Light, p.50)
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ダニオンは、この領域でこのような浮かばれない霊たちの悲惨な光景を数々目撃したといいます。そして次のように思ったそうです

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また日を改め、この彷徨える魂たちの演じていた茶番劇を思い返していると、政府、様々な組織、宗教の失策の深刻さに思いを馳せずにはいられなかった。すなわち、この世を去る瞬間において私たちを守り、導くための公平、公正なシステムに対する実際に即した生きた知識がまったく教えられていないのだ。もしこれが子どもの頃から、文字や九九の暗記のように中核をなす知識として教えられるなら、いまごろどれだけ違った世界が展開していたことだろう。
(The Secrets of the light, p.51)
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ダニオンは、知は力なり(knowledge is power)ということを繰り返し述べています。それは知識があることで、そのような領域にとらわれてしまう事を回避できるからです。

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私が天国と地上の間で目撃した、囚われている魂たちは、かれらの意思に反してそこにとらわれてしまっているのではない。彼らは、彼らの意志でそこに留まっているのである。その苦難は、彼ら自身がつくり出しているものなのだ。子どものように神の王国へ入るためには、子どもの純粋な真実の心を持っていなければならない。ことばを変えるなら、人は人生に対して、開いた、愛情のある、喜びの態度をもっていなければならない。そして、人生とは、寛大さによってもたらされ、力強く祝福された贈り物であることを常に心に留めておく必要がある。

あの日、二つの世界の間で絶望の中を彷徨っていた魂たちにとって、人生とは、喜びのない闘いであり、彼らの生き甲斐は怒りと非難の応酬のみであった。これらの彷徨える魂たちが形成する種々の集団は、見えすいた偽善、止むことのない皮肉癖、陰鬱で見るに堪えない無気力、裏切られたという悲痛、こういった類似する精神/感情のパターンによって精神的なつながりをもっていた。私たちは誰でも、時にこういったネガティヴな心理作用の中に落ち込んでしまうこともあるが、ここにとらわれている魂たちは、そこから動かない、あるいはこれらのことを人生のレッスンとして受け入れない、と心に決めた者たちなのであった。

地上で肉体をもって過ごしていた時期のどこかで、彼らは一様にスピリチュアルなアイデンティティの追求をやめ、生きるための情熱を放棄してしまっていた。それらこそが、彼らを完全にしてくれるものであったにも関わらず。

彼ら一人ひとりが死ぬずっと以前に生きることをやめてしまっていた。皮肉な事に、死の状態にあっても彼らは永遠の命という贈り物を拒否していた。宇宙的な発見に満ちたもっとも感動的な冒険が、ほんの少しの思考の転換によって可能な所にいるのにも関わらず、彼らはブルー・グレーの領域において、同じところをぐるぐる回るだけの苦役の中で競争することを選択していた

世の中で長いこと報告されつづけてきた怪奇現象や心霊現象といったものが、これらのとらわれた魂たちによって引き起こされてきたことは、疑うべくもない。彼らの精神が、自ら選択したネガティヴな破滅的領域に縛られ、彼らはいつ果てることもなく過去の同じ人生パターンを繰り返していた。そして、その道はどこへも通じていないのだ。

私の心は痛んだ。彼らが気づいてくれればと思う。ほんの少しの信心と、楽観的な考えをもって正しい方向に焦点をあわせさえすれば、この無益な状態と引き換えに、光の中に真のやすらぎを得ることができるというのに。実際、私たちの想念こそが、この世とあの世の両方において私たちの住む現実を創り出しているのだ。三次元の世界においては、温めてきた願望が現実のものとなって現われるのに、数ヶ月あるいは数年を要するかもしれない。しかしより高次の世界においてはほんの一瞬であり、ただ思い浮かべるだけで私たちの願望は即時に顕現する。それがいいものであろうが、悪いものであろうが。
(The Secrets of the light, p.53-54)
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ダニオンは三回目の臨死体験で、なぜその領域に滞在することになったのかが自分を振り返ってみてわかったといいます。自分自身も少なからず、皮肉っぽく冷淡になっていたといいます。というのも、なぜ自分が雷に打たれ、自分の希望にそぐわないこんなスピリチュアルなことをしなければならないのかと、常に不満を抱えていたといいます。

また雷に打たれたことによって、超常的な能力を得たこと、たとえば人の未来が見えてしまったり、まわりの人の考えがテレビのモニターに映る様に自分の心の中に同時に多数の映像となって見えてしまったりすることなどが耐えられなかったといいいます。こういう話をきくと、私たちがお互いに心のヴェールで仕切られているというのは、とても有難いことなのかもしれません。

いずれにしろ、ダニオンはこちらの世界でネガティヴな想念を常にもっていたことで、死後そのような領域に引き寄せられ、滞在するはめになったそうなのです。

また、ダニオンのこの滞在やあちらの世界でとらわれている様々な霊魂をみてみると、スピリチュアリズムでいわれる「波長の法則」がまさに適応されている世界なのだなと感じます。あちらの世界は完璧な差別界だといわれています。それはある意味平等なのですが、つまり心の状態に応じた世界が無数に層をなしており、私たちは自らの心の状態に応じた領域に引き寄せられるということだそうです。

聖書の中のことば、

わたしの父の家にはたくさんの住居があるヨハネ14-2)

とはそのような状況をさしているといわれます。また、

何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。マタイ6-33)

とは、地上的な価値観とスピリチュアルな価値観がかち合う時は、常にスピリチュアルな価値観を優先させなさい、という事なのだと思います。というのも、地上の生活というのは一時的な滞在にすぎず、私たちの本来の居場所はあちらの世界なのだからだと思うのです。

次回はダニオンがこの三冊目の本を出すにあたって受けたインタヴューをのせようと思っています。

2008年9月13日土曜日

ダニオン・ブリンクリー氏とその予言②

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2008年までに、宇宙において私たちは孤独な存在ではないという事実が、地球上に住むすべての人びとにとって否定しようのない明白な事実となる。何百万の惑星と何十億の星があるのに、この宇宙に私たちだけしかいない、などとどうしたら思えるのか、私には理解できない。しかし疑ってきた人たちにとっても、宇宙人は周知の事実となる。私たちは自滅、大量虐殺、有害物質による中毒などの危機に瀕しており、彼らは姿を現さざるを得ないと感じているのだろう。そして、銀河間の血縁関係(inter-galactic lineage)の真実が常識となるだろう。もしこのヴィジョンが私の信じるとおりであるなら、この銀河間の血縁関係の真実を知ることによって、人類は大いなる一歩を踏み出すことになる!(p.222)

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これがもうひとつの2008年までに起こるとされている予言です。
皆さんはどう思われるでしょう。私は今年の七月のニュース

政府は宇宙人の存在を隠ぺい?=元NASA飛行士が「証言」
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008072500627&j1

がそれにあたるのかと、その後の動向なども注目していましたが、どうもこれではないようです。誰にとっても「周知の事実となる」というまでにはインパクトがなかったように思います。ということは、今年中に何か大きなイベントが起こるのかもしれません。


他の三つに関しても参考までにあげておきます。

インターネットはいまや地球規模の一つの意識を形成しつつあり、やがてインターネット自身が自意識をもつようになる。

異次元の存在とコンタクトをとれるような機械が発明され、それによって死別したひとなどともコミュニケーションをとれるようになる。

石油、金(きん)、ドラッグ、あるいは 宗教的狂信とテロリズム、に対する戦争は2010年まで続く。また2014年まで水めぐるを争いが中東、中南米、そして合衆国において勃発する。


ダニオンはこの三冊目となる本を出すつもりは全くなかったそうです。それまでの二冊の本のなかで、彼がむこうの世界で体験したこと、また光の存在から与えられたメッセージなどを十二分に伝えていたと感じていたからだそうです。たとえば、彼の与えられたメッセージは以下のようなものでした。

人類は、力ある霊的存在で、地上に善を創造するために生まれてきたのです
(『未来からの生還』p.35)

地球に向かうのは皆、勇気のある者たちなのです。ほかの霊的存在には、とてもやる勇気のないことを、あなたたちはやってのけているのですから。あなたたちは、神とともに創造するために、地球へ向かっているのです」(『未来からの生還』p.70)

地球上には大きな精神運動が進行している。これは人類の方向を変える力をもった運動になる。私たちは、未来がすでに決定してしまっているものでないことを知らなくてはならない。私がビジョンの中で見た事件のすべて、そして世界でこれから起こり得るすべての事件は、人々の努力で変えることができるのだ。光の存在によれば、私たちがしなくてはならないことは、自分たちが霊的な目的をもって霊的な場所で暮らす霊的な存在である、という事実を知ることなのだ。(『続 未来からの生還』p.246)


しかし三回目の臨死体験(1997年)によって、ダニオンは自分の体験が不十分であったことを知るに至るのです。しかしそれはあちらの世界で計画されていたことでもあったのです。その体験がこの三冊目の本を出す契機となったそうです。その体験とはどのようなものであったのか、これは次回書くことにします。

ダニオンに関して参考になるサイトとして、以下のような記事がありました。ご興味のある方は一度読んでみてください。本に書いてなかったことなども述べられていてとても為になります。

ダニオン氏とのインタビュー
http://alchemical-heart.cocolog-nifty.com/library/2006/10/post_d463.html

2008年9月11日木曜日

ダニオン・ブリンクリー氏とその予言①

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世界の石油の備蓄は一般に知られているよりはるかに少ない。2008年までに、石油の価格は1バレル当たり150ドルになるだろう。
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これは、2004年に出版されたダニオン・ブリンクリー氏の三冊目の本

The Secrets of the Light, HeartLight Productions (October 2004)(未邦訳)

に書かれていた予言です。当時の原油の価格が1バレル当たり50ドル前後であったことを考えると驚異的な予想と言わざるを得ません。

私はこの夏、世界が原油価格はどこまであがっていくのかと右往左往しているなか、心の中で150ドルじゃないの、とずっと思っていました。実際には今年2008年、原油価格は147ドルまで値をつけたあと急落しましたが、ほぼ当たったと言ってよいでしょう。

これは本書第20章「最後のヴィジョン」の中に挙げられている未来に起こる主な5つの出来事のうちの5番目の予言です。実はこの五つのなかに、2008年までに起こるとされている予言がもうひとつあるのです。それに関しては次回書きましょう。


さて、そもそもダニオン・ブリンクリー氏とは何者なのでしょうか。彼の邦訳されている前2冊を読まれている方はご存じかと思いますが、彼はアメリカ人で1975年に雷に打たれ、臨死体験をした人物です。臨死体験の中でクリスタルの街を訪れたダニオンは、そこで13の光の存在と出会い未来に関する117のヴィジョンを与えられたそうです。

ここら辺のことに関しては、臨死体験研究の第一人者レイモンド・ムーディー氏がダニオン氏の最初の著作によせた文書によって端的に表現されているので、それを紹介しておきます。

----- レイモンド・ムーディ博士のコメント-------------

ダニオン・ブリンクリーの臨死体験談ほど驚くべきものは、めったに耳にしたことがない。彼は死んだ自分の体を二度見ている。離れたときともどったときだ。そしてそのあいだは、やさしく、力に満ちた存在が住む霊界へと旅していたのだ。その存在は、彼の人生をあますところなく再現させ、自分の成功や失敗について反省する機会を与えてくれた。それから彼は美しい水晶と光の街に向かい、十三の光の存在の前にすわると、それぞれの光に知識を授けられた。

なによりも驚くべきことは、彼らが授けたというその知識の内容だ。ダニオンによれば、その光の存在の目前で、彼は未来をかいま見たのだという。

彼はそこで見たものを教えてくれたが、そのときの私はまったくナンセンスだと思った。雷に打たれた男のたわごとだろうと考えていたのだ。たとえば彼は、ソビエト連邦が一九八九年に崩壊し、食糧を求めて暴動が起こるだろうと語った。さらには、ある小国が大国に侵略されたことから、中東の砂漠で大戦争が起こるとも言った。光の存在によれば、二つの軍隊が衝突し、片方が破壊されるという。この戦争は一九九〇年に起きる、とダニオンは言い張った。その戦争とはもちろん、湾岸戦争であった。

前述したように、私は彼の予言をまともに取り合なかった。何年ものあいだ、私は彼の話にただうなずき、その内容を書き留めていただけだった。事故のせいで彼の脳のどこかが狂ってしまったのだろうと考えていたのだ。だから彼に好き放題話をさせておいた。なにしろ雷に打たれたんだ、だれだってどこか少しくらいはおかしくなるに決まっている、と同情しながら。

だが後に、それこそ雷に打たれたような気がしたのはこの私だった。彼が予言した出来事が、実際に起こり始めたのだ!(『未来からの生還』p.5-6)
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参考:

『未来からの生還―臨死体験者が見た重大事件』
ダニオン・ブリンクリー/ポール・ペリー共著 レイモンド・ムーディ博士 解説 大野晶子訳
(1994/10) 同朋舎
(原題)Saved by the Light
: The True story of a Man who Died Twice and The Profound Revelations he received,1994

『続 未来からの生還―あの世へ旅立つ人々への贈り物』
ダニオン・ブリンクリー/ポール・ペリー共著 鴨志田千枝子訳
(1997/10) 同朋舎
(原題)At Peace in the Light
: The Further Adventures of a Reluctant Psychic who Reveals the Secret of Your spiritual Powers, 1995

The Secrets of the Light
: Spiritual Strategies to Empower Your Life... Here and in the Hereafter
by Dannion Brinkley , Kathryn Peters-Brinkley (HeartLight Productions (October 2004)

2008年9月8日月曜日

あの世のひみつ

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船井幸雄氏のHPで推薦されていた本、

美鈴『あの世のひみつ-魂を癒してくれるスピリチュアルメッセージ-』 徳間書店 2008

を読んでみました。
彼女は美容師でありながら霊能者でもあるという異色のスピリチュアル・カウンセラーです。驚くべきことに、彼女は母胎内にいるときの記憶ばかりか、母胎に宿る前にどのようであったか、あちらの世界がどのようであったかまでも覚えているそうで、私たちがなぜ、どのようにして生まれてきているのかを知る上でたいへん参考になると思います。

彼女の壮絶な生い立ちや、その後どのようにして霊能者になっていったかは省くとして、本書内に書かれてあった印象に残った箇所を紹介しておきます。

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胎内記憶

人間の手は、体中で一番、エネルギーが出るところです。お腹の中にいたとき、一番気持ちがよかったのは、母がお腹をさすってくれることでした。優しいあたたかい波動で安心できるのです。

その次は、入浴。お母さんが気持ちよいと感じれば、胎児にも伝わるのです。しかし、このとき化学薬品を多く含む入浴剤が入っているとお母さんの皮膚から毒素が入ってくるので、気持ちよくありませんでした。

とにかく、母の手から発するオーラに包まれて、「これで大丈夫、もう大丈夫・・・・」と私は安心して長い時間、眠りました。(p.42-43)


自殺者の悲痛な叫び

大きな道から山道に入ってすぐの場所に、白い軽自動車がエンジンをかけたまま、狭い道をふさぐように停まっていました。悪寒が走ったその瞬間、目の前に若い男女が何とも言えない苦しそうな、悲しそうな表情で現れました。

「大変なことをしてしまった!助けてくれ!救急車を呼んでくれ!」と、すごい勢いでつかみかかられました。それまでの経験から、状況を一瞬にして把握することができました。
残念ながら、私の目の前の男女は、もうすでに亡くなっています。つまり、幽霊です。

<中略>

「楽に死ねると思ったんだ・・・。」でも、苦しくて、苦しくて、死ねなかった」と、男性は言います。恐怖心に襲われている自分自身に「冷静に、冷静に」と言い聞かせて、幽霊になった男女への説明に取りかかりました。

<中略>

「何とかしてくれ!俺たちは生きているんだ!あんたには、視えるだろ!」と訴える男性の霊と、「死にたいのに、死ねない……。どうすれば、楽になれるの?どうすれば、死ねるの?」と泣きじゃくる女性の霊は、私の家にまで現れるようになりました

このとき頼りになったのは、やはり師匠です。師匠は自殺者の家族に連絡をとり、準備万端で現場に向かいました。

そして、幽霊と遺族にこんこんと語り始めました。自殺は霊的には、人殺しよりも重罪であること。なぜ人間は生まれて、死んでいくのか。そして、死んだあとどこへ向かうのか。語り終えると、幽霊からの言葉に耳を傾け、家族しか知りえないことを遺族に伝えました。

自殺した人は後悔の念と、死んでも無にならないことへの戸惑いやあせりに我を見失いますが、残された家族も、本人以上に深い苦しみを与えられてしまいます。(p.107-110)


この世とあの世はあべこべ

この世とあの世では、あべこべです。この世では、お金を持っている人や出世した人が偉いとされますが、あの世には財産や地位は持っていけません。あの世で羨望を集めるのは、苦難や苦悩の中で一生懸命生きた人。この世では「お気の毒に」と言われかねない人です

<中略>

お葬式では、死を悼んで涙を流します。でも、あの世では「お帰りなさい、無事に戻れたね」と笑顔で迎えられます。この世では死の恐怖におびえていた人も、肉体を離れて四十九日が過ぎれば「こっち(あの世)の世界に戻ることができてよかった」と喜んでいます

そして、命の誕生は、この世では大きな喜びとされていますが、あの世では「大変な宿命をちゃんとはたせるだろうか」と不安な声に見送られます。

<中略>

この世でもあの世でも、結婚や出産はどちらもおめでたいことです。でも、なぜおめでたいか、理由は正反対です。この世では「愛する人と結婚して、これからずっと幸せに暮らせるわね」と祝福しますが、あの世では、結婚はゴールインではなくスタートです。恋人時代とは違い、生活を共にするとなれば、どんなに愛した人でも、食い違うことが出てきます。お互いの家族や親戚とも向き合っていかないといけません。あの世では、結婚してそうした苦労ができるから、おめでたいと考えるのです

出産も同じです。子供を育てるということは親として自分が育っていくこと。子供が思ったように育ってくれない、反抗するなどの苦労も出てくるでしょう。そこに大きな学びがあるから、あの世でも祝福されるのです。(p.176-177)

--------引用終了--------

感想・・・

胎教というのは、単に話しかけたり、音楽を聞いたりするだけでなく、肌のふれあいもちゃんと伝わるようですね。また入浴剤のことがでていましたが、母親の食べる物も胎児に相当影響を与えるそうで、注意が必要なようです。また、ここには引用しませんでしたが、出産時に赤ちゃんをすぐに母親に抱かせてあげるというのは、赤ちゃんにとって極めて大事な事のようです。

自殺の話が本書にはもうひとつとりあげられていましたが、自殺した人というのは、した瞬間に「しまった」と思うそうです。また本書でもあったように自殺しても苦しみの状況が変わらないばかりか、死んだことにさえ気づかずに、死のうとしてその場で延々と同じ行為を繰り返すそうです。だから、自殺の名所などに少しでもそういう思考の波長をもったひとが近づくと、引き寄せらて自殺をしてしまうということが起こるそうです。

最後のあの世とこの世では価値観が逆になっているというのは、スピリチュアリズムではよく言われることです。私の印象に残っているのは、臨死体験者のダニオン・ブリンクリー氏の著書に書かれていたことで、いつかこのHPで彼の著書(まだ翻訳の出てない三冊目の内容も含めて)や2014年ごろまでに起きるとされる予言について書きたいとおもっているのですが、彼があちらの世界で聞かされたことによると、向こうの世界では、人類を救うなどという大きなことよりも、身近なところの思いやりのある行為、小さな親切などがとても評価されるそうです。

参考:

美鈴
『あの世のひみつ-魂を癒してくれるスピリチュアルメッセージ-』徳間書店 2008

船井幸雄.com
http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=200808006

2008年9月7日日曜日

カーツ(加圧トレーニング そのⅡ)

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図書館でリクエストしていた本、

佐藤義昭『加圧トレーニングの奇跡-免疫力を高める-』 講談社 2004

がやっときたので、さっそく読んでみました。著者は加圧トレーニングの考案者、佐藤義昭氏その人。加圧トレーニングが生まれるまでの経緯やその原理、体験者の声、これからの応用などが一通りとてもわかりやすく書かれています。

私は前回のブログで、健常者がこのような方法を頻繁に使うのはかえって危険かもしれないという意見で文章を閉めましたが、この本を読んで少し意見が変わりました。

というのは、加圧トレーニングは東洋医学的な発想に近いのかなと感じたことです。つまり鍼や灸のように人体にある種の負荷を与えることで体自身がもっている自然治癒力を引き出すという発想だからです。だから適度にやれば、予防医学的な意味でとても有効なのではないかと感じたのです。

加圧トレーニングにはいくつか種類があって、確かにボディービルダーのような体を作るためのトレーニング法も当然あるのですが、他に、治療やリハビリ、健康を維持するためだけの軽めのトレーニング法などもあり、これらは健常者、特に高齢者は予防医学的な見地からも積極的に取り入れてもいいのではないかと感じました。

というのは、加圧トレーニングは単に筋肉を増大させるだけでなく、「血管を若返らせる効果」もあるからです。日本人の死因の一位はガン、二位と三位は脳血管疾患と心疾患ですが、後者のふたつはともに血管が詰まる、血管が破れるという血管に関わる疾患です。ということは、血管を若返らせ、柔軟にし、血流を良くすればこの二つを防げてしまうのです。

高齢になると、足腰、すなわち「足、お尻、腹筋、背筋」の筋力の低下が他の部位の筋力の低下に比べて著しいそうですが、加圧トレーニングをうまく取り入れることで、これらの筋力を増加させ、また血管も若返らせることができるなら、脳血管疾患や心疾患による寝たきりや半身不随になるようなことが防げるのではないかと思うのです。またトレーニングによって骨も太くなり足などの筋力が復活すれば、転ぶことも少なくなるので、転んでそのまま寝たきり、という事態も防げるように思うのです。

佐藤氏は本書のなかで、

「加圧トレーニングはリハビリのスタンダードチョイスになるだろう」

ということを述べていますが、私は今後、予防医学のスタンダードチョイスになるのでないか、という気がしています。

佐藤氏本人は、スキーで足の骨を複雑骨折したときに、手術をうけないで整骨院でギプスをはめてもらいながら、加圧トレーニングをすることで、その骨折を完治させたという驚くべきエピソードを紹介していますが、なんでもすぐに、切る、取る、薬を飲むという他力的な治療に頼る前に、これからは自分で治すという気概をもって自らの病、自らの健康に臨む必要があると思うのです。

その選択枝のひとつとして、加圧トレーニングを考えてみるというのは悪くないと思うのです。もうすでに、加圧トレーニングが自宅でできるというウエアー<カーツ>が販売されています。

私は実際どんなものなのかと店を訪れ、また店員さんの話なども聞いてみました。話の内容自体にあまり目新しいことはありませんでしたが、店員さんは加圧トレーニングの本部で研修を受けているので、質問すればかなり詳しく説明してくれます。

商品自体は結構な売れ筋のようですが、上下で一番安くても三万五千円くらいはするようですこし考えものですね。また最初購入する時には、様々な説明とともに、その人にあったベルトの調整などもあって、50分くらいの時間は必要なようです。

人生の長いスパンで見た時に、この値段が高いのかどうかはわかりませんが、健康の維持を人任せにしない、思い込みの中で過ごさないという意味では、加圧トレーニングというのは十分に考えられる選択なのではないかと思いました。

最後に本書から佐藤氏のことばを引用して終わりにしたいと思います。
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もしも、介護の必要な人が少なくなれば、多くの人の負担を軽減できるはずです。

車椅子を使っていた高齢者が自力で歩けるようになったり、下半身麻痺の患者さんに感覚が戻るのを、私は幾度となく目の当たりにしてきました。

そうするうちに私の心の中に「加圧トレーニングは、今後の日本社会にとって絶対不可欠なものである」という確信が生まれました。

寝たきりにさせない
痴呆にさせない
各種健康保険を使わなくてもすむ

私は、この三つが日本を救うのではないかと考えています。戦後のベビーブーム世代が介護や保険に頼る状況になったら、日本は財政も労働力もすべて破綻します。これを防ぐには、私たちが自分の体は自分で守り、人生をまっとうするしかないでしょう。

そのためには、加圧トレーニングをすることが、自己の健康な身体を作る効果的な方法だと思います。
(p.2-3)
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参考:
佐藤義昭『加圧トレーニングの奇跡-免疫力を高める-』 講談社 2004

加圧スポーツウエア<カーツ>
http://kaats.biz/product/external.html

加圧トレーニング本部
http://www.kaatsu.com/

彦兵衛のブログ"博士の愛した加圧式 "
http://mshiko.blogspot.com/2008/08/blog-post_15.html

2008年9月4日木曜日

エドガー・ケイシーとは?

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最近 You Tube に、日本エドガー・ケイシー・センター代表の光田さんによる『ケイシー入門講座』の動画がアップされたようです。

http://jp.youtube.com/view_play_list?p=02145A6B3311B8DA

私も一通り見ましたが、光田さんのやさしさとユーモアにあふれたお人柄がよく表れているとともに、何も知らないひとにとっても、とてもわかりやすく解説されていると思います。

光田さんは京大工学部出身の方で、現在はこの代表のほかにケイシー関係の翻訳をされています。(どのようにしてケイシーに興味をもつに至ったかについては動画をご覧ください)

私は、日本の仏教にはじまって、インド人、チベット人、、、といろいろなスピリチュアルに関わる人をみてきましたが、光田さんほど素晴らしいと思える人にいまだ会ったことがありません。

光田さんはブレークする前の江原さんにみてもらったことがあるそうですが、いまこのような仕事をされているのもそれなりの理由というか、準備が過去生においてあったそうです。

ケイシー関係の人は人格的に素晴らしい人が多いように感じます。ケイシー療法を実践されている、福田高規先生も温かみにあふれる尊敬に値する方でした。

ひとえに、ケイシーの伝えた教えの内容、またケイシー本人の徳の高さによるのでしょうか。

YouTubeの動画ではほかに、かつて「知ってるつもり」という関口宏さん司会の番組で取り上げられたものも、たいへんわかりやすいです。

http://jp.youtube.com/view_play_list?p=073C82EC9C94E13C


私は未だセンターの会員ではありませんが、これからもケイシーに関しては人類に偉大な教えを伝えた人物の一人として学んでいきたいと思ってます。


参考:
You Tube(CAYCE TV)
http://jp.youtube.com/caycetv

NPO法人日本エドガー・ケイシー・センター
http://www.eccj.ne.jp/